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攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX - Wikipedia
2002年10月~2003年11月
原作:士郎正宗「攻殻機動隊」(講談社 KCデラックス刊)
監督:神山健治 × 荒牧伸志
キャラクターデザイン:イリヤ・クブシノブ
音楽:戸田信子 × 陣内一真
音楽制作:フライングドッグ
制作:Production I.G × SOLA DIGITAL ARTS
製作:攻殻機動隊2045製作委員会
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草薙素子:田中敦子
荒巻大輔:阪脩
バトー:大塚明夫
トグサ:山寺宏一
イシカワ:仲野裕
サイトー:大川透
パズ:小野塚貴志
ボーマ:山口太郎
タチコマ:玉川砂記子
攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX O.S.T.+(プラス)
- アーティスト: TVサントラ,Origa,Gabriela Robin,Scott Matthew,Ilaria Graziano,Jillmax,HIDE
- 出版社/メーカー: フライングドッグ
- 発売日: 2011/03/30
- メディア: CD
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Scott Matthew“Scott Matthew” | Inpartmaint Inc
攻殻機動隊初のアニメシリーズ。
押井守版はこれより前だが、世界観はかなり違う。
面白さはいまさら言うまでもないが、シリーズの根幹となる「笑い男事件」が複雑すぎてついていけない人も多いはず。
また、「笑い男事件」と基本的に無関係な回も多々あるが、ひとつひとつがやはり入り組んでいて分かり辛い箇所も多い。
解説が必要な方はこちらを参照。
ストーリーは複雑だが、主題は意外とシンプルで、<個>について。
これはアオイと少佐の対比から浮かび上がってくる。
アオイ
電脳化はしているがほぼ生身。
「笑い男」のオリジナル(本人がそう呼んだわけではないが)として、歴史に名を残すほどの<個>を持っている。
にもかかわらず、世間から隠れ続け、これからもそうしないといけない(生きてなお<個>を喪失し続ける)。
少佐
フルサイボーグでオリジナルは<ゴースト>のみ。
その<ゴースト>も疑いだせばきりがない。
生身の殻(肉体)を持たないことを<個性>とし、その特性を生かして9課の活動を引っ張っていく。
それだけに、<個>を持つために<殻>が必要であることを熟知している。
義体や電脳は単なるスペックの問題ではなく、それ自体が<ゴースト>を再定義しうる要素だと信じている(←出典なし、台詞などからそう感じた)。
極論すれば、
アオイ「肉体だけあっても、中身がなければ意味なくね?」
少佐「中身だけあっても、肉体(殻)がなければ意味なくね?」
ということ。
タイトルに置き換えると、ゴーストという<個>がまずあって、それがいろんな殻を選べますよってことではなく、特定の殻の中に入っているゴーストがトータルとして<個>なんですよ、ということを神山監督は原作から受け取ったのではないかと感じた。
だから少佐はいつまでも草薙素子の義体を使い続けるのだろう。
彼女にとって素子という<殻>に入っているゴーストこそが自分を特定しうる<個>なのだ。
前世紀末にさんざん「21世紀は精神文明の時代になる」と叫ばれてきたが、それに対する強烈なアンチテーゼだとも取れる。
実際、2017年になっても「精神文明」は全く到来の予感すらしない。
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攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX Blu-ray Disc BOX 1
- 出版社/メーカー: バンダイビジュアル
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