*ネタバレ注意
首相暗殺をほのめかす脅迫状にあった仇∞士のマークについて。
中国大使館占拠事件以降、多数のテロ事件の中に、警察庁の把握しているだけで7件、そのマークと同じ文字を記した犯行声明文が見つかった。
それとは別に新たに見つかったものは、南陽新聞への脅迫状と首相暗殺予告。
計9件の関連性は今のところ見つかっていない。
それぞれ犯行の動機、思想的背景が微妙に違っており、全て単独犯を匂わす内容。
しかしここへきてマークの同一性に気づき、慌てて 一連の事件を広域重要事件に指定した。
愉快犯、模倣犯の可能性も今のところなし。
実はこれは合田の撒いたウイルスによるもの。
そのウイルス名が「個別の11人」。
これに感染すると難民支援者などにテロを起こし、最後は自殺するようプログラムされている。
それぞれの事件の犯人はウィルスに感染しただけで社会的なつながりは無い。
もちろん、現時点でそれは誰にもわかっていない。
首相の身辺警護を任されたものの、9課は独自に本件を考察する。
一連の事件は、マークが同じというだけで同じ犯行グループであるとは考えられない。
これは「笑い男事件」で起こった模倣現象に対して少佐がつけた名前。
本件も「笑い男」事件と同様に、ある事件を全く無関係なものが次々と模倣していったのではないか? と推察する。
と同時に、少佐を含め全員がその答えに疑問を持っている。
その疑問は結果的に正しい。
なぜなら、これらの事件は合田が撒いたウィルスによるものだから。
合田の撒いたウイルスにより、「個別の11人」として茅葺総理暗殺を決意。
のちに語る革命思想とは相容れない。
- 合田「これで八件目か…」
自分の撒いたウイルスに感染し、「個別の11人」として事件を起こしたケースがこれで八件目という意味。
- 合田「妙な因子が芽吹いたな」
これはクゼのこと。
この時点ではまだクゼは合田のウイルスに動かされている。
- 部下「官房から回された情報です」
内庁は官房庁の下部組織。
もしクゼが9課の手に落ちそうになったら助けて引き取る→合田のウイルスに感染しているので、解析されて足がついたら困るから。
イシカワは仇∞士の読み方を発見する。
パトリック・シルベストル著「国家と革命への省察 初期革命評論集」本来10編で構成されるが、作者がお蔵入りにした幻の11編目が「個別の11人」である。
ただしこれは狂信的な「個別主義者」であるマニアが自説をネットに上げている程度の情報。
実はこの本が「個別の11人」ウイルスを発症させる因子となる。重要なので覚えておきたい。
難民の自立を促す者。
難民の自立を促すためには難民支援者や支援団体などを攻撃する必要があるという思想を持っている。
日本の五・一五事件に対する評論。
イシカワの検索でも本文は見つからない。
というか、そもそも存在しない。
クゼがパトリック・シルベストル「個別の11人」を論じているが、これはウイルスに感染し、「個別の11人」なる論文が存在すると思わされている。
後に彼だけがこの論文がもしかしたら存在しないのではないかと疑う。
ほぼ正しいが若干創作もあるよう。
特に、嘆願書と共に11本の指が送られてきたというのは創作で、実際は9本、10本など諸説ある。
SAC1で登場した視覚傍受デヴァイス。
脳に埋め込まれたデヴァイスを経由して、その相手の目線で物事を見ることができる。
今回は警護のため、少佐がインターセプターを使い茅葺総理の視覚を傍受することを許されている。
Kindle Unlimitedをチェックする!
攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG Blu-ray Disc BOX:SPECIAL EDITION (特装限定版)
- 発売日: 2015/12/24
- メディア: Blu-ray