1998年4月~6月
企画:サンライズ
原作:矢立肇
監督:渡辺信一郎
シリーズ構成:信本敬子
キャラクターデザイン:川元利浩
メカニカルデザイン:山根公利
セットデザイン:今掛勇
音楽:菅野よう子
スパイク:山寺宏一
ジェット:石塚運昇
フェイ:林原めぐみ
エド:多田葵
神アニメとしていまだに語り継がれる作品。
実際に見てみたけど、何が面白いのかわからないという人もちらほらいるらしい。
おそらくそういう人は、本作に斬新さや、ストーリー構成の妙、サプライズやどんでん返し等を期待して観たのだと思われる。
実際、そういった要素はほとんどない。
では何が神アニメかと言うと、全てがパズルのピースのようにバシッとはまっているところ。
まずなんといっても、菅野よう子さんの手掛ける音楽がいちいちカッコよすぎる。
またその音楽と映像の親和性がドンピシャ。
本作はSFものなのだが、宇宙船や機械類などがあえてレトロに描かれている。
普通、SFものであれば、ここぞとばかりガジェットに近未来感を出そうと苦心するのだが、あえてその逆を行くことによって独特の世界観を醸し出している。
それらガジェットの"パチもん感"がまた絶妙なのだ。
その他、どこをとってもちぐはぐ感やとってつけたような感じが見当たらない。
そういった細部に至るまでの完成度の高さを堪能する作品だと思われる。
アニメに斬新さを求める人は、おそらくピンとこないだろう。
大人の男性がお酒を片手にじっくりと鑑賞できるアニメ。
音楽ファン(特に洋楽ファン)には絶対にお勧めできる。
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