ネタバレ注意!
恐らく薬島の息のかかった者によるマスコミへのリーク。
これにより9課の存在や活動が表沙汰となり、内政問題に発展していく。
驚くトグサに荒巻は「慌てるな、作戦が動き始めたまでだ」
実はここから始まる9課殲滅への動きは荒巻が描いたシナリオだった。
首相と恐らく連合与党幹部の政治家数名が9課の存在意義について議論。
薬島が同席していることに注目。
首相は密談を噂されるのを嫌い、個別に面会を要求して来た荒巻をたしなめるが、荒巻は薬島が受けた献金についての秘密報告書を手渡す。
首相は薬島の処分を口にするが、薬島ほどの大物を切るとなるとこちらにもそれなりの犠牲が必要だと告げる。
「今回はマスコミと国民に花を持たせる」→マスコミには、自分たちがすっぱ抜いた情報により政治が動いたという達成感を与え、国民には暗殺や諜報などの秘密部隊の規制で政治の透明性を保証する(それを手土産に来たる衆院選にのぞむ)といった意味か。
また、連合与党としても首相及び内務省直属の組織を規制する法案を通すことによって、各党への貸しにもなり、一時的に薬島を安心させる狙いもあるとみられる。
そういった高度な政治的決断として特殊部隊(規制)法案を閣議決定した。
これにより、9課は非合法組織となり、解散しなければならなくなる。
もちろん荒巻は食い下がるが、首相は言葉に含みを持たせる。
この時既に9課再編へのシナリオはできていた。
首相がここまでするのは、直属組織としての9課が必要だから。
荒巻は首相を信じ、少佐に「死ぬな、必ず生き延びろ」と命令する。
少佐はそれだけで全てを察した。
空母にて出動準備をしているのは海自(海上自衛軍)の特殊部隊「海坊主」。
根室奪還作戦(後述)に参加した。
存在しないことになっているので正式名称はない。
首相が荒巻に話した通り、特殊部隊規制法案が施行され、軍の9課施設突入が臨時閣議で承認待ち。
しかし海自は承認を待たずフライングで突入開始。
恐らく承認は間違いないと踏んだ薬島サイドから海自にゴーサインが出たのだろう。
少佐は「よくある話よ」と意にも介さない。
第四次非核大戦時の本土決戦。
北海道東端の根室市のことだろう。
少佐も参加していた(海坊主とは無関係だろうが)。
9課から払い下げられて、民間施設で働いている。
9課時代の記憶は残っているらしい。
バトーは少佐がいつもしている時計を今日はしていないことに気づく。
嫉妬まじりにその時計の意味を尋ねるが、少佐は笑ってはぐらかす。
しかしバトーは後日、少佐のセーフハウスに時計を取りに行く。
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