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『白い砂のアクアトープ』TVアニメ公式 (@aquatope_anime) / Twitter
原作:projectティンガーラ
監督:篠原俊哉
シリーズ構成:柿原優子
キャラクター原案:U35
キャラクターデザイン・総作画監督:秋山有希
美術監督:鈴木くるみ
美術監修:東 潤一
美術設定:塩澤良憲
撮影監督:並木 智
色彩設計:中野尚美
3D監督:鈴木晴輝
編集:髙橋 歩
特殊効果:村上正博
音楽:出羽良彰
音楽制作:ランティス
音響監督:山田 陽
プロデュース:infinite
制作:P.A.WORKS
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海咲野くくる:伊藤美来
宮沢風花:逢田梨香子
照屋月美:和氣あず未
久高夏凛:Lynn
仲村櫂:土屋神葉
屋嘉間志空也:阿座上洋平
おじい:家中宏
南風原知夢:石川由依
*ネタバレあり。
P.A.WORKSが得意とするお仕事アニメシリーズ。
過去には、
などがある。
沖縄を舞台に、弱小水族館を経営するヒロインと仲間たちの群像劇。
方言や描写など、沖縄感がどれだけ忠実に再現されているかどうか、関西人の自分には分からないが、十分それっぽく見えた。
プロットは2021年にしては比較的ゆったりだが、どこを切っても必然性があり、性急な引きもなければ、間延びしてイライラすることもなく、24話ジャストに収めた感じ。
進撃や魔道祖師みたいに、時間をチョップしてちりばめることは一度もしていない(はず)。
たぶん、沖縄が舞台ということで、沖縄的な時間の流れを意識したのだろう。
キャラクターは個性が立っていて、一人一人そこまで深掘りしていないにもかかわらず、気が付けばちゃんと頭に入っていて、それぞれのキャラに感情移入できていた。
うっとうしい上司はどこまでもうっとうしく、やさしいおじーはどこまでもやさしく、キャラがぶれないので安心して観ていられる。
物語の前半は、弱小水族館「がまがま」の再建が主題。
かなり前半で『はいはい、最後は奇跡が起こって無事水族館を持ち直してめでたしめでたしってか…』と高をくくっていたのだが、ぜんぜん違った。
主人公た職員たちはなんとか水族館を再建しようと奮闘するが、なんと再建の目処が立たずに「がまがま」は閉館してしまい、後半では主人公含め元職員たちが大手水族館に採用され、そこでまた一から働くというなんともリアルな話となっている。
ちなみに、「がまがま」は最後まで再建されないどころか、もう後半は完全に忘れられているので、アニメ的な大団円を求める人にはきついかもしれない。
後半は新しい水族館でイヤミな上司や先輩との軋轢に悩みながら奮闘するヒロインの成長物語に変化。
これはこれで素直に応援できた。
ラストは正直地味だが、じんわりとした幸福感や達成感に満たされる。
現実の方がもっと劇的なんじゃないかと思うぐらいリアルな「お仕事」が描かれていて、P.A.WORKSのこのシリーズにかける意気込みや方向性をはっきりと感じられた。
面白いかどうかはかなりはっきり別れると思う。
これをアニメにする意味がわからないという人がいたら、もっともだと思うし、アニメでこれをするのは凄いという意見ももっとも。
個人的には、「がまがま」を潰して最後にはもう風化させているところが凄いと思った。
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