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進撃の巨人 Final Season Part2 第5話(80話)「二千年前の君から」ネタバレ解説

https://shingeki.tv/final/

本記事は完全ネタバレ解説です。

全話通してのネタバレが掲載されています。

必ず全話視聴後にお読みください。

 

Final Season Part2 第4話(79話)解説を見る

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公式サイト、Wikipedia他

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タイトル

二千年前の君はユミルのこと。

またこれは、第1話「二千年後の君へ」と対になっている。

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おさらい

グリシャは「進撃の巨人」の能力で未来を見、そうなるために「始祖の巨人」を奪ってエレンに託そうと計画していた。

しかし人道上の理由でためらう。

それを未来のエレンが実行させた。

エレンがグリシャに操られていたのではなく、グリシャがエレンに操られていた。

また、エレンはグリシャに、カルラの未来を見せないようにもしていたらしい。

あれを見たのは4年前

あれとは、「地ならし」で世界の人々を虐殺していく光景。

エレンは始祖の力を使えない

エレンは座標で始祖の力を使えないらしい。

ユミルとの関係性が浅いから?

回想

ヒストリアとフリーダ。

回想2

ユミルが生きていた時代の話。

小さな村がエルディア軍の侵略に遭い、人々は奴隷として連行された。

ユミルたちは奴隷として使役されていた。

ある日豚を逃がした者がいるとされ、ユミルが犯人にされる。

王「よかろう、お前は自由だ」←恐らくこの国では「自由」は一種の刑罰なのだろう。

奴隷は奴隷なりの権利があり、奴隷として守られているが、自由になった途端その権利は剥奪され、守ってくれる者もいなくなる。

自由には命の危険が代償としてつきまとう。

調査兵団に似ている。

 

ユミルは「自由」となり、兵士に狩られる。

射られて転んだとき、ユミルの血がついた花は恐らくカモミール。

 

コミックス第30巻©️講談社・諫山創

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%A2%E3%83%9F%E3%83%BC%E3%83%AB

花びらが9枚あるのは恐らく9つの巨人の象徴。

 

ユミル、始祖と融合。

エルディアのために働く。

エルディアは巨大化し、文明を築きはじめる。

フリッツ王暗殺未遂、ユミルが身代わりに。

ユミルは「始祖の巨人」を宿しているので槍で貫かれただけでは死なないはずだが、一瞬「座標」にたたずむユミルが見えたので、魂がそちらに行って帰ってこなかったのかも。

ユミルはそれ以来ずっと「座標」に。

 

子供たちはユミルの体を喰らい、それぞれが巨人の力を獲得したと思われる。

マリア、シーナ、ローゼは壁の名前。

ユミルの謎

ユミルの行動は謎だらけ。

特に二千年もの間ずっと、自らが絶対的に支配する空間「座標」で、奴隷のように労働し続けていたこと。

これはユミルの状態を紐解いていくと理解しやすい。

 

①自由

エルディアの奴隷にされるまでの状態。

 

②奴隷

エルディアの奴隷になった状態。

 

③自由

豚を逃がしたと濡れ衣を着せられ、自由にされた状態

この「自由」はユミルが望んだものではない。

また、望まない「自由」によってユミルは「始祖の巨人」となった。

 

④奴隷

「始祖の巨人」となった後でも、なぜかユミルはエルディアの奴隷として働き続ける。

ここが一番謎。

恐らくユミルは誰かの役に立ちたかった。

そして、自分が役に立てることが奴隷労働しかなかった。

 

⑤奴隷(座標)

フリッツ王の盾となり、槍に貫かれる。

ここでユミルは初めて「座標」に到達した。

本来なら巨人の身体修復能力で蘇生できるはずだが、ユミルは「座標」に生きることを選んだ。

ここなら永遠に奴隷労働を続けて永遠にエルディア人の役に立つことができるから。

そうしてユミルは奴隷でありながら神にもなった。

 

そこから考えるといわゆる「ユミルの呪い」(9つの巨人を継承した者は寿命が13年となる)も理解できる。

巨人化した者が永遠に生きるようになると自分の永遠の意味がなくなる。

だからユミルは「9つの巨人」継承者に呪いをかけて寿命が13年になるようにした。

そうすると、永遠にエルディアに奉仕し続けられるのは自分だけとなる。

 

一方でこの状態を終わらせてくれる人をユミルはずっと待っていた。

自分がお払い箱になることで終わるのではなく、もっと根源的な終わりをもたらしてくれる存在。

それがエレンとミカサ。

エレンは巨人そのものをこの世から消してくれる存在。

そうなると役に立つ・立たない以前に、根本的に自分の存在が必要なくなる→もう奴隷としても神としても奉仕しなくてよくなる。

また、ユミルは絶対的な力を持ちながら愛する人に奉仕することでしか愛情を発露できなかった。

この<奴隷/神>状態を終わらせるために、愛する人を殺す勇気が持てなかった。

ミカサがその勇気と力を持っていることを理解し、ずっとミカサに期待して見ていた。

結果、ミカサはエレンを殺し、全てを終わらせ、ユミルを解放した。

「地ならし」発動

エルディア側としては当初、抑止力として「地ならし」の一部を見せ、デモンストレーションを行うつもりだった。

また、アルミンはエレンもそのつもりだと考えていた。

しかし巨人の数があまりにも多く、エレンの真意が異なることを理解しはじめる。

座標

全てのエルディア人が「座標」と通じる。

エレンがユミルと心を通わせたことにより発動した能力か?

駆逐する

初期は巨人を全て駆逐すると言っていたが、それが反転し、巨人となったエレンが人類を駆逐するという意味に変わった。

さらにラストでは全てのエルディア人から巨人化能力を駆逐し、元の「全ての巨人を駆逐する」を完遂する。

 

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©諫山創・講談社/「進撃の巨人」製作委員会

 

 

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