本記事は完全ネタバレ解説です。
全話通してのネタバレが掲載されています。
必ず全話視聴後にお読みください。
これまでの流れ。
調査兵団(マーレ軍人含む)はエレンを止めるため飛行艇を整備して利用したい。
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整備はアズマビトじゃないとできない。
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イェーガー派が港を占拠し、アズマビトを拘束
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ここだと際限なくイェーガー派の増援が来るので、飛行艇を船で引っ張りマーレの港街オディハに移動したい
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阻止したいイェーガー派と調査兵団の元仲間同士で戦闘
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激戦の末無事全員船に乗り込み、出港完了。マガトとシャーディスは敵船に乗り自爆
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(過去)調査兵団はマーレに壁外調査
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「ユミルの民保護団体」と接触を試みるも、彼らはエルディアを敵視
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エレン、絶望して失踪
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マーレ急襲作戦へ
これは冒頭に出てきた言葉でもあり、ミカサがエレンを殺害したときの台詞。
恐らく言わせたのはユミル。
意味は最終話で考察。
調査兵団に助けられたのがラムジ。
戦争難民でマーレの難民居住区に住んでいる。
家族や仲間を助けるために盗みを働いているらしい。
恐らく演説を抜けた直後。
映っている銅像は英雄ヘイロスか?
「俺が殺すんだ。そうすると決まっている」
エレンは未来が見える。
「きっとこの先もパラディ島が生きのびる道が見つからなかったんだろう」
エレンが見ている未来には「地ならし」以外ない。
そこから逆算して考えると、調査兵団や自分がどれだけ和平の道を模索しても世界のパラディ島への対応は変わらなかったのだろうと予測。
エレンが見えている未来は未来のエレンが見ている景色だと思われる。
だからそれ以外のこと、たとえばエルディアの外交や他国の政策などは見えない。
「母さんはどう思う」
ダイナ巨人を操って自分で殺してる。
「壁の王が自死の道を選んだように」
フリーダだけではなく歴代の王たち。
彼らは自らを犠牲にしてパラディ島を守ってきた。
「エルディア人が完全に死滅すれば、巨人の問題がなくなるのは事実だ」
「不戦の契り」を守って世界から攻め滅ぼされるか、ジークの「エルディア人安楽死計画」を遂行するかすれば、確かに巨人の問題はなくなる。
「そんな結末、納得できない」
このときのエレンの顔は、ユミルの顔と同じ。
エレンはリンチに遭っているラムジを未来の記憶で見ていた。
どうせ「地ならし」で殺すから助ける意味はないと思いながら、結局助ける。
小さい出来事だが、未来を変えることはできないと知り、さらに虚無におちいるエレン。
ライナーとの比較。
ライナーも虐殺をしたが、彼なりに最小限に留めようとはした。
エレンが「地ならし」でこれから行う虐殺はその比ではない。
「壁の外の現実は、俺が夢見た世界と違ってた」
エレンは壁の外に自由があると思っていた。
「壁の外で人類が生きていると知って俺はがっかりした」
エレンは勲章授与式で「地ならし」が起こる未来を見た。
そのときはまだパラディ島の外には出ていない。
もし壁の外に人類がいなければエレンは「地ならし」を発動する必要がなく、未来も違うものになっていたはず。
しかしマーレ調査をしたことで壁の外にも広大な世界が広がっており、人類が存在していることを知った。
「地ならし」で自分が行う虐殺が未来に起こる現実であることを知っていく。
一瞬映るユミル。
「地ならし」はそもそもユミルの願望。
エレンがユミルに操られていることを示唆している。
男性はエレンの祖父。
第63話で登場。
女性は祖母か?
ここで初登場。
「来たのね、私達の裁かれる日が」
祖父母は急進的な反エルディア主義者。
自分達を悪魔の末裔と信じており、裁きの日が来たと感じた。
エレンがずっと見たかった「炎の水」「氷の大地」「砂の雪原」、それらは「地ならし」を進めていけばやがて見られる。
エレンはようやく自由になった。
その「自由」とは、世界中の罪のない人を虐殺し、文明を滅ぼすことだった。
アルミン一人だけが「座標」に。
このとき二人は最終話にある「記憶ツアー」をした?
アニはアルミンの気持ちは十分理解しているが、それを受け入れる勇気がないから「良い人だから」「敵との対話を諦めていないだけ」と反対材料を並べている。
アルミンが黙ると、図星だと勘違いして悲しそうな顔をするのが好きな証拠。
これは巨人に中に囚われている状態。
悲しそうな顔が、「地ならし」が本意でないことを物語っている。
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