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進撃の巨人 Final Season 完結編 後編 第3話(93話)「長い夢」ネタバレ解説

本記事は完全ネタバレ解説です。

全話通してのネタバレが掲載されています。

必ず全話視聴後にお読みください。

 

Final Season 完結編 後編 第2話(92話)解説を見る

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調査兵団を助ける巨人

髭の巨人はグリシャが継承した「進撃の巨人」。

「道」

死んでいった者たちが登場したのはユミルがそうした。

改心するジーク

ジークはアルミンとの対話の中で、一見無駄なことにこそ生きる意味があったと悟る。

だとしたらエルディア人も、他の人類も生きる意味はある。

だから自分からリヴァイに殺されて「地ならし」を止めることを決めた。

そうしてリヴァイの元に現れ、無抵抗で殺される。

本人はやはり死に対して何の感情もないらしい。

ジークらしい最後。

アルミン

「だから、わかるんだ」

ベルトルトはかつて壁内人類を攻撃し、多くの命を奪った。

アルミンはベルトルトや調査兵団同胞の命を奪った。

その立場になって、奪う者の責任がようやく分かった。

ただそれは「より多くの命を助けるために少数の命を犠牲にしてもいい」という論理にはなるが。

「地ならし」停止

ジークが死んだことでやはり「地ならし」は止まった。

爆発

元々飛行艇を爆破するために用意されていた爆弾。

爆発2

アルミンが「超大型巨人」になったことで起こった。

たぶん、気合い入れたら大きな爆発が起こせる。

 

 

出産シーン

ヒストリアが子供を産んだらしい。

「始祖の巨人」継承者であるエレンが死んで、また正当な継承者が生まれたというイメージか。

エレンはまだ死んでいないのだが。

ミカサの心情

ミカサはエレンが死んだと思った。

そして、レストランでの会話が最後だったことに絶望を覚える。

しかしエレンがまだ死んでいないこと、そして本体を殺さないかぎり終わらないことを知る。

絶望の先にまた絶望が現れた状況。

ガス

ジークがラガコ村で散布した脊髄液入りガスと同じもの。

これを吸うとエルディア人は「無垢の巨人」化する。

せっかく再会できた家族がすぐに巨人化という鬼畜展開。

ジャンとコニー

ふたりはエルディア人で「9つの巨人」を継承していないのでこのガスで「無垢の巨人」化確定。

もはやどうすることもできないのでいさぎよく諦めた。

「無垢の巨人」たち

マーレ人を無視して始祖本体の元へ。

エレンがそう命令した。

ジークは死んだが、エレンはユミルと合体しているので命令可。

ライナーの心情

始祖がエレンと再度一体化することを阻止したい。

始祖本体だけならまだどうにかなりそうだが、邪魔してくる「無垢の巨人」の中にジャン、コニー、ガビ、母親などがいる。

さすがのライナーでもついさっきまで共闘していた仲間や母親は殺せない。

ミカサとエレン

これは別の世界線の二人。

エレンが「道」からミカサに見せたのだろうか?

マーレへの「壁外調査」で討論会に出席した日の夜、ミカサがエレンに逃げることを提案し、エレンが受け入れた。

「俺のことは忘れて自由になってくれ」という台詞がポイント。

エレンはミカサの自由を望んでいる。

ミカサ覚悟を決める

ミカサは自由を拒否。

エレン殺害の覚悟を決める。

本作ではっきりと自由を拒否したのはミカサだけ。

実はそこがユミルと共通したところ。

ユミルは巨人化して強大な力を得た後も自由を放棄してフリッツ王に仕えた。

ミカサもアッカーマンの力や能力(巨人化しない)を使って自由になれるはずだが、それを放棄し、エレンに仕える(エレンの本当の希望を叶える)ことにした。

また、エレンと逃避したとしても一緒にいられるのは数年。

だったら今エレンを殺害して「地ならし」を止め、エレンを永遠に昇華させ、そのエレンにずっと添い遂げた方がいいと思えた。

ここでエレンへの愛情とエレン殺害が合致した。

 

 

エレンとアルミン

お互いの意志で喧嘩をしたのはこれが最初で最後。

エレン

巨人の口腔内にいる。

これは今までと違う。

また、完全に巨人に捕らわれている感じ。

もはや自分の意志では動いていない。

行ってらっしゃい

これからエレンは人類を大虐殺した極悪人として歴史に名を残し、忌み嫌われ続ける。

その苦難の道にミカサはエレンを突き落とした。

だから「行ってらっしゃい」。

その言葉の裏には、どんなに世界中から嫌われても、自分だけはずっと一緒にいてあなたを愛し続けるという覚悟がある。

エレンとアルミン

エレンは「道」からアルミンの精神を連れて、ジークとしたように記憶ツアーを行った。

それがいつのことなのかは分からない。

ツアーの後、「始祖の巨人」の力を使ってその記憶をアルミンから消す。

そして自分が死んだときにそれが解放されるようにしておく。

巨人の力

始祖ユミルが「道」に住み始めたからも2千年間ずっとフリッツ王に従い続けたから巨人の力が存在する。

ユミルの気持ち

ユミルは自分の故郷を焼き、親を殺し、舌を抜いて奴隷にしたフリッツ王を愛していた。

ユミルはその歪な愛情を終わらせる勇気がなかった。

そして、「道」に到達したとき、それを終わらせてくれる人物をここで待つことにした。

その人物がミカサ。

ミカサは最後の最後で愛情と殺害をイコールにすることができた。

ユミルはずっとその強さを求めていた。

そして、そこからもたらされる<不自由な自由>に到達したいと望んでいた。

 

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©諫山創・講談社/「進撃の巨人」製作委員会

 

 

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