「彼女、お借りします」TVアニメ公式 (@kanokari_anime) / Twitter
原作:宮島礼吏(講談社「週刊少年マガジン」連載)
監督:古賀一臣
シリーズ構成:広田光毅
キャラクターデザイン:平山寛菜
音楽:ヒャダイン
アニメーション制作:トムス・エンタテインメント
水原千鶴:雨宮天
七海麻美:悠木碧
更科瑠夏:東山奈央
桜沢墨:高橋李依
木ノ下和也:堀江瞬
木ノ下和:野沢由香里
木部芳秋:赤坂柾之
栗林駿:梶原岳人
レンタル彼女を題材にしたラブコメ。
冴えない大学生の主人公が彼女に振られたことをきっかけに、レンタル彼女にハマっていき、そこからどんどん新しい女の子が登場してハーレム状態になっていく、ハーレムものの亜種でもある。
まず、あまりにもひどいご都合主義にびっくりした。
偶然引っ越したお隣さんが、大学の同級生が……2020年にこんなプロット組むのかと唖然とした。
今どきここまでやるのは恐らくあえてだろうが、それにしても主人公の都合、制作者の都合でキャラが動いていくのでつくりもの臭さがずっと残った。
ただ、そのせいかストーリーのテンポがよく、キャラも個性豊かで、ドタバタ感が心地よく楽しめる。
演出も今風で楽しい。
最終話まで一気に見させる力のある作品。
問題はラスト。
着地点に向かっていくように見えるが、結局最後まで何も起こっていないし、どこにも着地していない。
ここまでのドタバタは何だったんだ?と虚しくなった。
せめて主人公に何か一歩踏み出させてほしかった。
あと、ばあちゃんは?(詳しくはネタバレになるので言えない)
レンカノも瑠夏はともかく、墨が必要だったとはどうしても思えない。
それなら最初から最後まで千鶴と麻美の心理戦、そこに翻弄される和也というプロットでよかったのでは???
最後まで楽しく観させる力があるのに、最後まで観ると残念すぎてもやもやするという珍しい作品。
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