ネタバレ注意!
警視庁特捜部が「笑い男事件」の最重要参考人としてマークしてきた。
大学時代に左翼思想に傾倒し、武力闘争に参加。
逮捕歴あり。
釈放後は経歴を隠し、プログラマーとしてセラノゲノミクスに入社。
一年後、タレコミにより過去がバレて解雇。
特捜部はナナオのセラノへの怨恨説で統一。
総監暗殺予告(会見時の電脳ハックのこと)の裏が取れ次第ナナオ逮捕に踏み切る方針。
ナナオ犯人説(経歴、犯行動機等)があまりにもできすぎているので逆に疑わしいと判断。
警視庁特捜部ができすぎたナナオ犯人説にあっさり食い付いているのには裏がありそう。
荒巻の指示
- ナナオの確保
- 特捜を騙しおおせている"何か"を探す
ここが少佐のセーフハウスであるという解説がちらほら見えるが、そうとは考えにくい。
最初に少佐と一緒にいた包田那珠美(くるたなすみ)が「久しぶりに顔出したと思ったのにな?」と少佐に言ったり、遅れて登場したランちゃんの「素子来てるって?」というセリフを考えると、ここが少佐の家であると考えるのは不自然。
とはいえ、少佐の外部記憶装置を置いていることから、完全に人の家というわけでもなさそう。
恐らくここは3人で借りているシェアハウスのようなものだと推察される。
ここが少佐名義のセーフハウスなら、もう少しそれっぽい描写を入れるはずだし、狙われる可能性も考慮して友人を気軽には呼ばないはず。
ちなみに、包田とランちゃんは少佐のガールフレンドだと思われる。
原作では肉体関係の描写あり。
窓から見える海は神戸港だろう。
少佐は唐突にナナオの捜査から外れることを荒巻に告げる。
命令無視とも言える少佐の要求に対し、一瞬戸惑った後に言うセリフ。
「よかろう、我々の間にはチームプレイなどという都合の良い言い訳は存在せん。あるとすれば、スタンドプレイから生じるチームワークだけだ」
このセリフが公安9課の性質を端的に表している。
この考え方が、Stand Alone Complex(個の集合体)というサブタイトルにもかかってくる。
また、これは「笑い男事件」の根幹とも絡み合う概念でもある。
「笑い男事件」当時のナナオを知る人物に強制認識言語プログラムが組み込まれ、彼らの記憶が上書きされていた。
電警や特捜には見破れないほどの巧妙な記録の改ざん。
誰がやったにせよ、公安9課が改めて「笑い男事件」の独自捜査に踏み出す理由ができた。
とりあえずはナナオの確保が急務。
黒幕らしき人物と電話するナナオ。
黒幕は総監暗殺予告をナナオがやったと思っているらしい。
ナナオはひとまずその勘違いに乗っかり、「以前から用意させていただいていたプランのひとつですから」と相手に伝える。
が、電話を切ってから「あの犯行予告俺がやったんじゃないんだけどな」と独りごちる。
とは言え、ナナオは総監暗殺を計画し実行しようとしているので、誰かがやったあの犯行予告に後から乗っかった形となる。
警察の無線を傍受している。
そこに時々ノイズが。
少佐は最初、警察が張り巡らせた電波障壁のせいで通信にノイズが入っていると考えたが、そうではなさそう。
ノイズの原因は、警察の定時連絡に断片化(データを分割)された遅効性ウイルスを混入させていたため。
遅効性のウィルスをちょっとずつ送っていくことで、ハッキングの発覚を遅らせたのだと思われる。
特捜が張っていた部屋はおとり。
ここにあるコンピュータを遠隔操作し、断片化したウイルスを警察の無線に混入させていた。
また、ナナオは特捜に仕掛けられたインターセプターもハッキングし、彼らの動向も監視していた。
実際にいた部屋からウイルスの残りを送信。
それでハッキングは完成。
黒幕との筋書きは第6話で明かされる。
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