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魔道祖師 完結編 全話感想

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放送
2023年1月~3月
制作:スタッフ

原作:「魔道祖師」 墨香銅臭

監督:熊可

シリーズ構成・脚本:梁莎

キャラクター原案・デザイン:申琳

音楽:孫玉鏡

日本版制作:株式会社ソニー・ミュージックソリューションズ、株式会社アニプレックス

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主要人物:声優

魏無羨(ウェイ・ウーシエン):木村良平
藍忘機(ラン・ワンジー):立花慎之介
江澄(ジャン・チョン):緑川光
江厭離(ジャン・イエンリー):早見沙織
藍曦臣(ラン・シーチェン):森川智之
金凌(ジン・リン):梶裕貴
藍思追(ラン・スージュイ):土屋神葉
藍景儀(ラン・ジンイー):斉藤壮馬
聶懐桑(ニエ・ホワイサン):花江夏樹
金子軒(ジン・ズーシュエン):赤羽根健治
温寧(ウェン・ニン):島﨑信長
温情(ウェン・チン):川澄綾子
温晁(ウェン・チャオ):吉野裕行
王霊嬌(ワン・リンジャオ):阿澄佳奈
羅青羊(ルオ・チンヤン):Lynn
江楓眠(ジャン・フォンミエン):浜田賢二
虞紫鳶(ユー・ズーユエン):本田貴子
藍啓仁(ラン・チーレン):酒巻光宏
金光善(ジン・グアンシャン):速水奨
温若寒(ウェン・ルォハン):三宅健太
温逐流(ウェン・ジューリウ):酒井敬幸
聶明玦(ニエ・ミンジュエ):白熊寛嗣
蘇渉(スー・ショー):こばたけまさふみ
金光瑶(ジン・グアンヤオ):石田彰
薛洋(シュエ・ヤン):内山昂輝
曉星塵(シャオ・シンチェン):石川界人
宋嵐(ソン・ラン):江口拓也
阿箐(アージン):悠木碧

OP「Beyond」中島美嘉

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ED「愛を知っている」橋本裕太

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感想

中華アニメの最高傑作がついに完結。

長々と張り巡らされた伏線が次々と回収されながら、物語が結末に向けて進んで行く様は圧巻。

話を理解するだけでも大変だが、ぜひ拙解説を参照に視聴していただきたい。

animesuki.hatenadiary.jp

 

改めて、本作の醍醐味は悲劇にあると感じた。

それも生半可なものではなく、人を徹底的に悲しみの底に落として一片の救いさえ残さないという究極の悲劇。

多少救われた人もいるにはいるけど…

それが様々なキャラクターに何度も何度も繰り返されるので本当に見ていて辛くなるが、それでもどうしてもやめられないという悪魔的な力を持つ作品だった。

「進撃の巨人」も人間をとことん追い詰めるが、どこか救いはちゃんと用意しているところが甘い気がする。

魔道祖師が人気な理由は、BLだからとかファンタジー要素がではなく、日本人のほとんどが体験したことのない想像を絶する悲劇に新鮮な驚きがあったからだろう。

 

ちなみに原作は最後の最後に魏無羨(ウェイ・ウーシエン)と藍忘機(ラン・ワンジー)のS○Xシーンがあって、そっちの趣味がない自分にはかなりきつかったが、アニメで完全にカットしていたのは英断だと思った。

キスすらなく、終始匂わせ的なBLにしておいてくれたのは本当に助かる。

「これってBLでしょ?」と敬遠していた人は安心して観てほしい。

 

世界観、キャラクター、プロット、人間の描き方、伏線回収、設定、サプライズ、およそあらゆる物語要素において最上級の作品。

これまで接してきた全ての物語を塗り替えて更新したことに感謝と恨みすら覚える。

これ以上の物語をいったい誰が創造できるというのだろうか?

苦労しても観る価値は絶対にある。

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