ピクシス司令は巨人と戦う以前に兵団に根本的な問題があることを見抜いていた。
巨人化したエレンを使ってトロスト区奪還作戦を行うという噂が広まると、兵士たちはパニックを起こす。
シガンシナ区に続きトロスト区まで破られて、さらに人類から巨人化する者が現れ、兵士の不安は限界に達している。
「巨人に地上を支配される前、人類は種族や理の違う者同士で果てのない殺し合いを続けていたと言われておる」
これは嘘の記憶。
「始祖の巨人」継承者による記憶操作でそう信じ込まされている。
「その時に誰かが言ったそうな、もし人類以外の強大な敵が現れたら、人類は一丸となり、争いを止めるだろう、と」
ラストをふわっと示唆している。
強大な敵=エレン(地ならし)を止めるため、マーレとエルディアは争いをやめた。
エレン「それは随分と呑気ですね。あくびが出ます」
しかしエレンは自分が人類の敵となることで争いを止めた。
数年に一度の局所的な巨人との戦い程度で人類は一つになれないとエレンはこの時悟ったのか?
アルミンの立てた作戦。
①巨人は大勢の人に群がる習性がある。
②そこで巨人をウォール・ローゼ側に一旦おびき寄せる。
③その隙に巨人化したエレンが大岩を外門まで運び、穴を塞ぐ。
④この間、外門からもどんどん巨人が入ってくるので、エレンの護衛に数名の精鋭が必要。
・巨人と戦う兵士が減れば、それだけ民間人に犠牲者が出る。それはお前たちの家族かもしれない。
・4年前の「ウォール・マリア奪還作戦」で体のいい口減しをしたおかげで我々は今生きられている。その罪は人類全てにある。
・ウォール・ローゼまで破られれば全人類は狭いウォール・シーナの中で生活することになるが、ウォール・シーナでは全人類の半分も養えない。
・そうなると人間同士の殺し合いが始まる。
・人間同士の争いで死ぬのならここで巨人と戦って死んでくれ。
アルミンの立てた「おとり作戦」を実行。
エレンを守る精鋭班は、
イアン、ディートリッヒ
リコ・プレツェンスカ
ミタビ・ヤルナッハ
そしてミカサ・アッカーマン。
アルミンはおとり班へ。
ピクシス司令の演説で「進撃」という言葉が出てくるが、これは作品の世界やストーリーをミスリードさせるために挿入したのだろう。
そもそも「進撃」が人類の巨人に対するものなら「進撃の人類」になるはず。
キャラクター引用サイト:https://shingeki.tv/season1/character/#0
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