
本記事は完全ネタバレ解説です。
全話通してのネタバレが掲載されています。
必ず全話視聴後にお読みください。
酒を見つけてきたゲルガーがラベルを見て「何て書いてんだ?」と言う。
ゲルガーに読めない文字で書いてあるらしい。
何でもない台詞のようでいて実は作品のヒントが隠されている。
そもそもの設定は人類は壁の中にしか存在しないはず。
ということは、仮に複数言語があってもなんとなくは「○○語」だと分かるはずだし、人類が壁に収まるほど少なくなっているのなら言語は統一するはず。
それなのにゲルガーにも読めない文字がある……つまり壁の中に存在する人類以外にも酒を造れる文明を持った人類がいるということ。
「もし本当に壁が壊されていないとするなら、巨人はどこから侵入してきているのでしょうか?」核心を突いた核心を突いた台詞。
この発言の際、ちゃっかりライナーとベルトルトを映しているところに注目。
コミックスでもそうなっている。

クリスタの台詞なのでクリスタだけ映しておけばいいのになぜ?
本解説でも何度も観てきた、諫山先生独特のサイレントネタバレ。
そう考えると二人はなんか気まずそうな顔に見える。
怪しまれすぎないためにコニーも一緒に映しているところが秀逸。
彼らはもちろんこの時点で真相を知らないが、どうやら今までのように壁が壊されて巨人が外から大量流入したのとは違うらしいと気づきはじめている。
4:42あたりではっとした表情をする。
コニーの話を聞いて、どうやらラガコ村の住民が「無垢の巨人」にさせられたと察した。
その後突然コニーを馬鹿にしだす。
もしかしたらエルディア人は誰でも巨人になれるのかもしれない…という話の流れをはぐらかしたいから突然調子っぱずれにコニーをいじり出したのか?
二人ともマーレから来た人間で巨人化できるが、まだお互いそれを知らない。
ただ、さっきユミルがコニーの母親の話をはぐらかしたことにライナーは疑念を持ち、ユミルを探りに来た。
「できればその調子で続けて欲しい、あいつが家族のことで余計な心配をしねぇように」
ライナーはこの時点でジークの行動(ラガコ村急襲、村民巨人化、威力偵察)に察しがついている。
動けない巨人がコニーの母親だということも確信。
これ以上兵団やエルディア人に巨人について探らせたくないので、ユミルにそれとなく釘を刺す。
ユミル「ニシンは好みじゃないが」と言い終わった瞬間、ハっとした表情。
ライナー「何だこの文字は、俺には読めない、ニシンって書いてあるのか?」
恐らくマーレ語、ライナーは知っていて驚いたふりをした。
持ち込んだのはジークたちか?
このシーンは視聴者へのミスリードとしても効いている。
ライナーがユミルを疑うことでユミル=敵、ライナー=味方と自動的に解釈してしまうが、実はライナーも敵なことはすぐ後で分かる。
ナナバが言うと皆ガバっと起きるがクリスタだけ口を開けて寝てるのが可愛い。
巨人が中に入ってきたので、新兵はバリケードを作る。
ライナーが率先して先に動く。
まあ、いざとなったら巨人化してマーレに逃げればいいので。
その際周りに仲間がいなければワンチャン巨人化してもバレない。
9:46~ライナーが出会った巨人の瞳が放射状に輝いている。
これも未来のエレンの干渉によって操作されている。
ライナーがここで腕を負傷したことで、後に壁の上で自分が巨人であることをエレンに告白することにつながる。
だから実はここでの負傷は物語上けっこう重要。
施錠を解いたところすぐに巨人がおり、ライナーは間一髪扉を閉めるも巨人に簡単に破られそうになる。
その直後の回想シーン。
これは「始祖奪還作戦」でパラディ島入りしたライナー、ベルトルト、マルセル、アニが野営した翌朝のシーン。
(回想はコミックス10巻、ライナーたちの視点では24巻記載)
ライナーを襲おうとした巨人は「楽園送り」にされたユミル。
襲われそうになったライナーを助けたのは「顎の巨人」継承者のマルセル。
ユミルはマルセルを捕食することで「顎の巨人」継承者となり、人間に姿を戻して、後壁の中にまぎれこんだ。
ライナー、ベルトルト、アニは逃れ、そして壁の中へ。
ライナー「絶対に帰るんだ!」「ベルトルト、生き延びて帰るぞ、絶対に俺たちの故郷にな」←マーレに。
コニーを助けるライナー。
ライナーの自己犠牲的な行動はマルセルを死なせてしまったことへの引け目から。
あと、ライナー特有の精神疾患が異常ともいえる行動を取らせているのだろう。
なお、負傷しても巨人化しないのは自傷ではないから。
「昔のライナーは戦士だった。今は違う」
「戦士」とはマーレにおいて巨人を受け継いだ者のこと。
「今は違う」というのは、敵であるエルディア人に対して身を挺して助けたから。
ベルトルトはちょっとライナーを見損なったのか?
「戦士って何のことだよ?」
あんまり皆の前で「戦士」という言葉を使うなという牽制。
あと視聴者へのミスリード。
特にこの回はライナーが頼もしい味方であるという印象を強く出している。
「巨人が作戦行動でもとってるようなタイミングだね。まるで最初から遊ばれてるような気分だ」←ビンゴ。
ジークがラガコ村で作った巨人たちに指令を出している。
コニーは屋上から多数の巨人を確認した。
彼らはラガコ村の元住人。
ということは、知り合いに似ている巨人も多数いるはず。
夜だから判別できなかったのか、それともそれどころではなかったのか。
一人二人ぐらい知り合いに似ていると気づいてもよさそうなのだが…
ナナバは巨人に喰われる際「お父さんやめて、もうしません」と叫んでいる。
虐待を受けていたのか?
諫山先生の設定の細かさがうかがえる。
ユミルがコニーからナイフを受け取り「これで戦うんだよ」と言った瞬間、ライナーとベルトルトが映される。
彼らはその時点でユミルが巨人であること、ナイフを自傷して巨人化することを悟った。
次話で回収。
塔からジャンプしてから巨人化したのは、塔を壊さないため。
巨人化したユミルは「顎の巨人」。
キャラクター引用サイト:https://shingeki.tv/season2/
©諫山創・講談社/「進撃の巨人」製作委員会
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