本記事は完全ネタバレ解説です。
ご注意ください。
「超大型巨人」の皮膚からは常に高温の熱波のようなものが出ているので、家などに触れると発火する。
建物を掴んで投げるだけで投石+火攻めの効果がある。
調査兵団は小さいうえにすばしっこくてよく見えないから、シガンシナ区全体を火の海にしてあぶり出すか、そのまま殺すつもり。
ジークはマーレで野球を習っていた。
マーレ編でエピソードとして登場する。
投石の目的はふたつ。
①調査兵団の殺戮
②遮蔽物の破壊
遮蔽物がなくなれば立体起動装置が使えなくなり、投石での攻撃力も増す。
小型巨人を相手にしていたディルク班、マレーネ班は全滅。
残るはエルヴィン、リヴァイ、そして新米兵士のみ。
シガンシナ区に逃げても「超大型巨人」の投石+火攻めが待っている。
新兵の士気はガタガタ。
ジークがそこまで計算していたかは不明。
エルヴィンのそもそもの目的は父親と立てた仮説の立証。
その答え(地下室)がもうすぐそこにある。
一方で、これまで死んでいった団員たちの手前、自分だけが生き残って目的を果たすわけにはいかない。
だからエルヴィンは新兵と共に特攻するつもり。
リヴァイはエルヴィンの葛藤を知り、彼に最後まで調査兵団団長であることを求めた。
そのために自分はこの特攻作戦に乗る。
自分が乗ることがエルヴィンの決意を固めさせる唯一の方法。
リヴァイが「獣の巨人は俺が仕留める」と言ったあと、よく見ると三段階の表情を見せる。
①驚愕
リヴァイの珍しく前向きな断言に驚いた。
②悲壮
たぶんエルヴィンですらそれができるとは思っていない。
ここで自分の夢とともに、調査兵団、そして人類は終わりだという悲しみが襲う。
③達観
目を細めてややうなだれ、達観したような表情。
全てを受け入れたのだろう。
特攻作戦開始。
正面から馬で全員突撃。
リヴァイはまず壁伝いに横に回り、巨人を伝って背後から「獣の巨人」に奇襲をしかける。
エルヴィンのロジック。
・人は生まれたら必ず死ぬ
・ではどう生き、どう死んでも同じか?
・人の死に対し、残された生者は意味を与えられる
・今ここにいる調査兵団員は、かつての仲間の死に意味を与えられる
・今度は自分達が特攻で死んで、次の生者にその意味を託そう!
キャラクター引用サイト:https://shingeki.tv/season2/
©諫山創・講談社/「進撃の巨人」製作委員会
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