本記事は完全ネタバレ解説です。
全話通してのネタバレが掲載されています。
必ず全話視聴後にお読みください。
アルミンは「無垢の巨人」となり、ベルトルトを捕食。
「超大型巨人」を継承し、また人間に戻った。
その際、ベルトルトの記憶を継承。
アルミンが見たものや聞いた声はそれ。
壁上で眠るアルミンが目を覚ましたらリヴァイが打つということになっていたらしい。
なぜリヴァイがそんな役を担ったかというと、ガス切れだから。
残りの兵士は生存者を捜索していたが、信号弾を見て一旦集合。
これだけの情報を説明なしで進めていくところが本作らしい。
アルミンにここまでの経緯を独り言で語らせておさらい。
エレンとミカサの軍規違反も適当に流さないところがやはり本作らしい。
ハンジ「当然兵規違反の罰は受けてもらうが、罰さえ受ければ何をしてもいいのかい?」
本作で時々垣間見られる、ドストエフスキー的主題。
諫山先生が好きなのだろう。
本筋とはあまり関係ない。
なぜエルヴィン団長でなくて自分が生かされたのか困惑するアルミンに、ハンジが説明。
・軍規として
エルヴィンがリヴァイに注射の使用権を託した。そのリヴァイがアルミンに打った。だから正当。
・結果として
結果としてこうなったから受け入れるしかない。
・託された存在
エルヴィンが特攻前に語った「自身の死を生者に託す」という考えに従うと、アルミンはエルヴィンから託された。
また、生き残った調査兵団団員もそれを受け入れることを託されたとハンジは考えている。
アルミンはエルヴィンから調査兵団を託されたという重責に押しつぶされそうになっている。
それを見てエレンとミカサは後悔の表情。
自分達が望んで生還させたアルミンが、以前よりも苦しむことになるとは考えていなかった。
二人の若さと浅はかさが露呈した出来事。
リヴァイはアルミンの苦しみを予測できていた。
だからこそ、十分苦しんできたエルヴィンを楽にしてやり、アルミンをもっと苦しめるという地獄の決断を行った。
一方で「お前じゃエルヴィンの代わりにはなれない」と気持ちを楽にし、「お前はお前で人にはない力を持っている」と認めることも忘れない。
ここはリヴァイの優しさ。
シガンシナ区エレンの生家にある地下室。
ここにグリシャがなにかを隠しており、それが人類や巨人の秘密と関係しているとされる。
ここに到達することが調査兵団の悲願でもあった。
調査兵団幹部が一室に集まっている。
ここは恐らくウォール・マリア奪還作戦本部だろう。
前線からの一方を待っているのか。
そこでナイルが、過去エルヴィンが自分に語っていたことを幹部たちに話す。
エルヴィンは早くから王政の秘密に迫っていた。
それをナイルには打ち明けていたのだが、ナイルは一笑に付す。
今となってナイルは後悔している。
ちなみにここにいる幹部はまだエルヴィンが死んだことを知らない。
進撃特有の悲劇的なシーンだが、ややタイミングがずれているので悲劇が弱まっている。
また地下室に戻る。
グリシャのモノローグと共に過去編へ。
ここからは子供時代のグリシャが主人公となる。
舞台はマーレ。
ED後にも本編が続く。
舞台はマーレ。
男の子は少年時代のグリシャ。
女の子は妹のフェイ。
母親に「壁」と言わせ、ここも今までと同じ壁内人類のどこかの居住区だとミスリードしているが、すぐに飛行船のようなものが写され、そうではないと示唆されている。
グリシャ少年がぶつかった男は、ジークの一つ前の代の「獣の巨人」継承者であるクサヴァー。
後に登場する。
フェイが飛行船を見上げるシーンで、高い壁が描かれている。
これはエルディア収容区の壁。
マーレ内のエルディア人はこの壁の中でしか暮らせない。
後に分かってくる。
キャラクター引用サイト:https://shingeki.tv/season2/
©諫山創・講談社/「進撃の巨人」製作委員会
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