*ネタバレ注意!
エネルギー省を脅迫してきた男と見られるが、事故に見せかけ殺されている。
脳核を破壊されているため電脳も洗えない。
当局からはマークされていたが、身柄を確保する前に消された。
脳核には新宿区のマークが刻まれている。
1999年9月に核攻撃を受け壊滅。
首都は新浜→福岡と移る。
放射能は日本の奇跡と呼ばれた放射能粉塵除去マイクロマシンが散布され、除去に成功した。
本格的な復興はされず、今は荒廃した地方都市となっている模様。
トグサが東京に向かうのを嫌がっていることから、偏見や差別的な感情が見て取れる。
トグサが殺された男について聞き込みを始めるが、一人が「このクソ暑い中、黒スーツを着込んだ男に訊かれたよ、物騒な顔した男だったなぁ」と顔の右側を釣り上げる。
トグサはまだこの時点で合田に会っていないのでそれについてなんとも思わない。
遺体は「コタンカンジ」という男で、関東招慰難民居住区にいた。
女は「アサギルリコ」。
2年前に難民支援のNGOに参加し、その時コタンと知り合った。
いずれ一緒になる約束をしていたが、3ヶ月前連絡が途絶え、一週間前別れを告げるメールが届いた。
黒松電設の仕事で、戦争で埋まった施設を発掘するため、大深度地下(深い地下)まで潜る必要があるため、全身義体(義体化率98%以上)に換装してこなくてはならない。
男は一度諦めたが、闇医者に義体化率をごまかしてもらい、仕事を引き受けることができた。
しかし、4日目に事故が発生。
慌てて逃げたが、複数の労働者は閉じ込められた。
逃げ延びたコタンは「自分はトンネルの奥で見たことを世間に広めなくてはならない」と言って消えた。
施設の中には〈大日本技研〉の名前が。
〈大日本技研〉は「日本の奇跡」を開発した企業で、後のポセイドンインダストリー。
そこで合田も働いていた。
腕時計型放射能測定器を見て驚くトグサ。
放射線量は相当高いのだろう。
施設にはアームスーツを着用している見張りが。
軍が関係していることは明白。
大深度地下に隠されていたのは原発であり、政府は極秘裏にプルトニウム燃料棒の発掘を計画。
しかし、臨界事故が発生、コタンはそこに遭遇。
後日それをネタにエネルギー省を恐喝、あるいは世間に公表しようとして何者かに消された。
問題は原発を掘り起こして誰が何をしようとしていたのか。
ラストシーンで、トグサはチラリと目にした新聞記事にハッとしてすぐルリコに電話をするが、彼女はもう誰かにさらわれた後だった。
単発の話のようでいて、今後の展開を示唆している。
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