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攻殻機動隊 Stand Alone Complex 2nd GIG 第14話「左眼に気をつけろ」解説

*ネタバレ注意!

SAC2ではここから国家クライシスものにシフトしていく。

米帝(America Empire)

3つに分裂したアメリカのうち、もっとも覇権主義的な国家。

保守派と軍需産業によって構成されている。

日本はこの米帝と日米安保条約を締結している。

茅葺総理とシュレイダー国務長官の対面

強大な軍事国家としてその力を誇示してきた米帝が、経済の破綻から来る国力の低下に伴い、日本主導での安保再締結案への落とし所を模索するため緊急来日。

国務長官をわざわざ派遣するのは異例のことのよう。

日本としても、安全保障で主導権を握れるチャンスなので、わざわざ総理が出迎えたのだろう。

タチコマの会話から、この時代にも憲法9条が機能していることがわかる。

軍に関しては2018年現在と状況はそう変わらないらしい。

日米安保条約

この時代の米帝との日米安保条約は、2018年現在の日米安保条約と同じものが続いている。

米帝=旧アメリカ合衆国とみていいのか?

サイトー回

ここからはサイトー回となっている。

本編とは関係ないが、攻殻の世界観を知る上ではわりと重要

回想の舞台

2020年夏、第4次非核大戦後期。

サイトーは日本を抜け、メキシコ暫定政権義勇軍「赤いビヤンコ」に傭兵として参加していた頃。

モントレー

Monterrey(モンテレー、モンテレイ)

メキシコ中東部の都市。

日英で編成された国連軍が機械化部隊を投入、サイトーの味方は全滅。

投降の機会を伺っていたサイトーの傍受端末が、戦術核を所有した特殊部隊との接触を告げる←これが少佐、イシカワ、バトーの所属する部隊。

大して戦果をあげられなかったサイトーは、この部隊をスナイピングすることを試みる。

ビッド・スタート(bid start)

bidとは、競売などで「入札する」「競る」といった意味。

bed(賭ける)と勘違いしている人がいるが、間違い

自分という対象にどれだけ価値があるか、今から命のやり取りで競りを開始する、という意味だろう。

腕時計と時計塔

腕時計と時計塔が映るシーンがある。

腕時計(Rolexっぽい)と時計塔の時間を合わせておき、鐘の音でライフルの発射音を消している。

ちなみに、時計がRolexだとしたら秒針の動きがおかしい

機械式時計の秒針は1秒ごと止まらず滑らかに動いていく。

秒針が1秒ごとにカチッカチッと止まるのはクォーツ時計の特徴。

2018年10月現在でも、Rolexはクオーツ時計やソーラー時計を作っていない。

メキシコの露店でパチもんでも買ったとしたらクオーツのRolexもありうるが、軍人が任務に不安定な腕時計をはめるとは考えられない。

どうせならサイトーは日本人だし、SEIKOのアストロン電脳対応モデルとかを創造してほしかった。

<img src=”sniper.jpg” alt=”戦場でスナイパーに狙われる”>

オマージュ

狙撃シーンは恐らくフル・メタル・ジャケットのオマージュ。

国連部隊にスノーという黒人兵がいるが、フル・メタル・ジャケットにもスノーボールという黒人訓練兵が登場する。

フルメタル・ジャケット (字幕版)

フルメタル・ジャケット (字幕版)

  • 発売日: 2013/11/26
  • メディア: Prime Video
 

1987年公開。

監督:スタンリー・キューブリック

位置の特定

少佐はイシカワにスナイパーの位置の特定を命令。

半径1キロ以内に広域ジャマー(妨害電波)がかけられている。

少佐とイシカワの連携、それに驚くバトー、ここから少佐とイシカワが同じ部隊で長く戦っており、バトーが新入りということがわかる。

サイトーの位置

サイトーは西側のビルに潜んでいるが、東のビルには無人狙撃システムを配置してある。

最初は西側から自分で撃って、次に撹乱するため、東から車を撃った。

部隊としては複数のスナイパーに囲まれた印象

少佐とイシカワの予測

イシカワはジャミングの出所を、

 

  1. 東の建物
  2. 教会(西)
  3. 病院(西)

 

と特定する。

さらに東はおとりだと推察。

その理由、

 

  • 車が撃たれる前、ジャミングが少し途絶えている。東が無人システムだとしたら、作動させるために一旦妨害電波を切る必要がある。
  • 太陽を背にするのは基本。この時間は夕方なので、西に太陽がある。

 

予測通り東は無人だった。

病院か教会か

スナイパーの位置が病院か教会かで、少佐と軍曹がもめる。

軍曹は単純に距離の近い教会からの狙撃だとするが、少佐は病院だとする。

その理由は、敵はあえてGPSを使えなくしてまでスナイピングで挑んでくるほどの手練れだから。

結果、再度仲間が撃たれたことで病院だと判明する。

コリオリの法則

運動の際に地球の自転から受ける力のこと。この場合はライフルの弾が自転による力を受けて弾道が曲がること。

敵がそこまで計算しているほどの手練れならかなりヤバいと少佐は判断する。

ゴルゴ13は「コリオリの法則」まで計算に入れてスナイピングをしているらしい。

屋上のシーン

少佐はまずサイトーのジャミング装置を撃った。

それを訝しんだサイトーは、少佐がジャミングを取り除き、今衛星からライフル制御ソフトをダウンロードしている最中だと踏んだ。

しかしそれは少佐のブラフ

実は銃を構えたまま制御ソフトをダウンロードしている振りをしてサイトーの様子を伺っていた。

第15話解説へ

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原作
攻殻機動隊 (1)    KCデラックス

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  • 作者:士郎 正宗
  • 発売日: 1991/10/05
  • メディア: コミック
 
攻殻機動隊 (2)    KCデラックス

攻殻機動隊 (2) KCデラックス

  • 作者:士郎 正宗
  • 発売日: 2001/06/28
  • メディア: コミック
 
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