本記事は魔道祖師を一話一話解説していくにあたり、その解説の方法やポリシーを解説するためのものです。
- 仙門
何千何万という、仙術を操る氏族
- 仙門百家
仙門の中で特に強い名家
- 五大世家
仙門百家の中でも飛び抜けて強い次の五家。
ジャン(江)氏
ラン(藍)氏
ジン(金)氏
ニエ(聶)氏
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ウェン(温)氏
読み方は分かりやすいように変えています。
この中でウェン(温)氏がとても横暴で、残りの四氏が結託してウェン(温)氏を討伐します。
その際に四氏族の味方をし、抜群の働きをするのが主人公ウェイ・ウーシエン(魏 無羨)です。
彼自体はジャン(江)氏に属していますが後に謀略にかけられこの四氏族に殺されてしまいます。
主人公と五大世家はあるときは仲間、あるときは敵という複雑な関係となっています。
魔道祖師の難しいところは、固有名詞です。
例えば主人公は魏 無羨という人なんですが、読み方を調べると「ぎ むせん / ウェイ・ウーシエン」と、日本語読み、中国語読みが二つ出てきます。
まだ作品を見ていない場合、どっちを覚えればいいのか、両方必要なのか分かりませんよね。
実は作中では名前の日本語読みは使われていません。
ですので魏 無羨を「ウェイ・ウーシエン」と覚えるのが正解です。
ただ、いろんなサイトやブログで魏 無羨(ウェイ・ウーシエン)と<漢字(カタカナ)>の順で表記してあるのですが、どうしても漢字表記が気になって、これをウェイ・ウーシエンと読めるようになりません。
日本語でも読める名前だと日本語読みにひっぱられて作中の名前が分からなくなるし。
例えば、金 子軒(ジン・ズーシュエン)と書いてあるとどうしても「かねこ けん」と読んでしまったり…
そこで本ブログでは<カタカナ表記(漢字表記)>とし、作中で使われている中国語読みに慣れるようにしていきます。
ただし
- 含光君(がんこうくん)
- 献舍(けんしゃ)
- 紫電(しでん)
といった日本語読みで使われる固有名詞は<漢字表記<ひらがな表記)>とします。
魔道祖師には複数の氏族が出てきます。
例えば雲夢江氏。
普通に読んだら「うんむこうし」か「くもゆめこうし」でしょうが、この場合氏族名の「江」を「ジャン」と中国語読みします。
作中では「うんむジャン氏」と呼びます。
江氏(ジャン氏)という順番で書くとどうしても自動的に「こうし」と呼んでしまうので、本ブログでは名前と同じように<カタカナ(漢字)>と表記することにします。
また、仙門百家は基本<地名+氏>で呼ばれます。
作中、地名は日本語読み、氏族名は中国語読みとなっています。
ですから、音にすると以下のようになります。
- うんむジャン氏(雲夢江氏)
- こそラン氏(姑蘇藍氏)
- らんりょうジン氏(蘭陵金氏)
- きざんウェン氏(岐山温氏)
- せいがニエ氏(清河聶氏)
本ブログではこのように表記します。
こうすることで台詞のスピードで固有名詞を理解できるようになると思います。
五大世家は色分けがされています。
- うんむジャン氏(雲夢江氏)ー紫
- こそラン氏(姑蘇藍氏)ー白
- らんりょうジン氏(蘭陵金氏)ー金
- せいがニエ氏(清河聶氏)ー緑
- きざんウェン(温)氏 ー白×赤
これらを覚えると人物をぱっと見ただけでどこの仙門家かわかります。
このように、魔導祖師は一見複雑なようでいて、分かりやすいグループ分けがなされた親切な作品でもあります。
どことなく「黒子のバスケ」の影響も感じますがどうなんでしょうか?
中国には人に対する様々な呼び方があります。
- 姓
名字、氏族名。
- 諱(いみな)
名前。ただし目上か親しい人しか呼んではいけない。
- 字(あざな)
公式なあだ名みたいなもん。ただし敬意を込めて使う。
- 号
屋号のようなもの。
- 通り名(二つ名)
通称、組織における立ち位置など。
- 愛称
日本語で言う○○ちゃん。だいたい阿をつけて「アー○」とする。
魔導祖師は古代中国を模しているので、これらの呼び名がランダムに使われています。
例えばラン・ジャン(藍 湛)だと、
- 姓
藍(ラン)
- 諱
湛(ジャン)
- 字
忘機(ワンジー)
- 号
含光君(がんこうくん)
- 通り名(二つ名)
藍の二の若様
(作中では愛称はなし。仮にあれば阿湛/アージャンか?)
となります。
これを<姓+諱>、<姓+字>、号、通り名などなどいろんな組み合わせで呼ばれ、同じシーンでも立場の違う人から別の名前で呼ばれることもあります。
結局、姓・諱・字・号・通り名・愛称と一通り覚えないといけないのですが、最初に丸暗記するのはたぶん無理なので、本編で絵を見ながらちょっとずつ覚えていくのがベストでしょう。
本ブログでの解説もそこに気を使って、人物が登場するたび複数名を表記していきます。
魔道祖師には様々なガジェットが登場します。
武器、楽器、法具、アクセサリ、術、など。
さらに術や妖魔、怪物などにも名前があります。
それらを最初から丸暗記しても仕方ないので、本編解説編でひとつひとつ取り上げていきます。
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