「今から100年以上前、人類にある天敵が現れた。彼らと人類の間には圧倒的な力の差が存在し、たちまち、人類は絶滅の危機を迎えた。生き残った人類は、マリア、ローゼ、シーナの三つの壁を築き、そこで100年の平和を実現させた。しかし…」
これはレイス家が継承する「始祖の巨人」によって改竄された記憶。
本当の歴史はもっと複雑だが、今理解しなくてもいい。
恐らく壁教(ウォール教)の男が、経典のようなものを読んでいる。
特に意味は無い。
歩きながらミカサが一瞬見たものは、両親が殺されたときの記憶。
後に詳しく回想する。
「ああ、まただ」とは頭痛のこと。
ミカサはよく頭痛を起こす。
地図で確認すると、
こんな感じで運河が通っている。
シガンシナ区は壁の外に突出した地域。
シガンシナ区からウォール・ローゼ内に入る門。
ここで巨人を食い止められたら、シガンシナ区は捨てても人類はまだウォール・ローゼ内で活動できる。
ライナーが継承した9つの巨人のうちのひとつ。
ベルトルトとアニは既にシガンシナ区に侵入済み。
ライナーは「鎧の巨人」の能力(硬質化)で門を破壊。
これで巨人はウォール・ローゼ域まで侵入できるようになった。
ウォール・マリアが破られると一番近くにあるこのトロスト区に巨人が集まると予測できる。
だから偉い人が焦ってる。
巨人をこの世から一匹残らず駆逐すると誓うエレン。
ラストでその通りになった。
ただし単純な巨人討伐物語ではないところが本作の魅力。
中央政府は人類の活動領域をウォール・ローゼ(内)まで後退させることを決定。
巨人に食われたものはおよそ一万。
マーレの「始祖奪還計画」によるもの。
「始祖奪還計画」に選抜された巨人の継承者は、
マルセル、「顎(あぎと)の巨人」
ベルトルト、「超大型巨人」
アニ、「女型の巨人」
ライナー、「鎧の巨人」
このうちマルセルは巨人に食われた(食ったのは巨人化したエレン?)。
ベルトルト、アニ、ライナーはシガンシナ区を目指す。
その過程でまず「女型の巨人」の能力を用い「無垢の巨人」を呼び寄せる。
シガンシナ区に着いたらベルトルトの「超大型巨人」で壁を破壊。
ベルトルトは一度巨人化を解き、「女型の巨人」に乗って「無垢の巨人」たちと一緒にシガンシナ区に侵入。
その後アニは機を見て巨人化を解く。
最後にライナーが「鎧の巨人」で内門を破壊。
最終的にライナー、ベルトルト、アニはウォール・ローゼの中まで侵入し、そこから「始祖の巨人」の手がかりを探すという作戦。
これがいつの描写なのかはっきりしない。
礼拝堂でレイス家を惨殺した後だろうか?
暗闇の中でエレンとグリシャが揉み合うような描写。
このときグリシャは既にレイス家から「始祖の巨人」を奪っている。
グリシャは注射でエレンを巨人化させ、自分を食わせる。
そうすることでエレンに「始祖の巨人」と「進撃の巨人」を継承させた。
その後エレンは記憶障害でこのことを忘れる。
エレンの記憶障害はグリシャの「進撃の巨人」による未来の記憶改竄?
ここはトロスト区。
エレン、ミカサ、アルミンは無事トロスト区まで避難できた。
「父さんと会っていた気がする」
事実。
記憶を改竄させられたのに薄っすら記憶があるのは、「進撃の巨人」の能力でグリシャの記憶を見たから?
ただ、この時エレンはまだ「進撃の巨人」、「始祖の巨人」を継承したことを自覚していない。
食料の配給に向かうエレンとミカサ。
一瞬アニが映る(パンをもらう金髪の女の子)。
「おじいちゃんが子供の分だからってもらっといてくれたんだ」
シガンシナ区から一緒に逃げてきた。
おじいちゃんはこの後死ぬ。
そもそも食料不足の上、突然避難してきた他区民に取られるのは嫌。
しかも今はウォール・ローゼ壁外まで巨人が迫っている。
それもこれもシガンシナ区民やそこにいた兵団のせいと考える人も多いだろう。
駐屯兵団。
この紋章で分かる。
壁の守備、壁内防衛に当たる。
食料確保のため荒地の開拓に回される。
しかし食糧難は回復せず、翌年中央政府はウォール・マリア奪還作戦に大量の避難民を投入。
25万人の兵士を投入し、生存者は百数十名。
おかげで残されたものの食糧不足は僅かながら改善された。
アルミンの祖父も出征し死亡。
ちなみにこのモノローグもアルミンの声だが、明らかに大人の声。
やはり本作のモノローグは全てが終わった後のアルミンの回想と考えていいだろう。
時が過ぎ、エレン、ミカサ、アルミンは第104期訓練兵団に入団。
他にも「始祖奪還計画」で壁内に侵入したベルトルト、アニ、ライナーも入団。
教官は元調査兵団長キース・シャーディス。
第1話参照。
髪は剃っているらしい。
シャーディスは後半まで登場するので覚えておこう。
訓練兵から憲兵団、駐屯兵団、調査兵団に分かれる。
キャラクター引用サイト:https://shingeki.tv/season1/character/#0
Ⓒ諫山創・講談社/「進撃の巨人」製作委員会