本作にて象徴的に扱われる存在。
鳥は地球上で唯一「地ならし」の影響を受けない生物。
巨人のいる世界での自由の象徴。
また、アルミンのモノローグと照らし合わせると空を飛ぶ鳥は「鳥籠の中にいない鳥」、これも自由のメタファー。
二匹飛んでいるのは恐らくエレンとミカサを象徴しているのだろう。
放射状に輝いている。
「始祖の巨人」継承者が始祖ユミルとつながり、能力を発揮している瞬間、あるいは第三者がその影響下にあるときこの輝きを放つことが多い(例外あり)。
以下、例。
・エレンの場合
Season3第43話でロッド・レイスとヒストリアがエレンの背中に触った瞬間(2:10~)。
・フリーダの場合
Season3第59話でグリシャに懇願されているとき。最初普通だった瞳の色が、一旦目を閉じて開けたとき放射状の輝きを放つ(14:10~)。
・グリシャの場合
同シーンでフリーダに懇願しているとき(14:13~)。
冒頭でエレンは既に始祖の影響下にあった(後述)。
これは9つの巨人のひとつ、「超大型巨人」。
後に登場するベルトルトが巨人化しているもの。
「その日、人類は思い出した。奴らに支配されていた恐怖を。鳥籠の中に囚われていた屈辱を」
これは「天と地の戦い」(地ならしを始めたエレン討伐戦)が終わった後のアルミンの回想だと思われる。
人類=エルディア、マーレ、ヒィズルなど全て。
奴ら=巨人
支配されていた恐怖=いつでも地ならしで世界を滅ぼせるという恐怖
鳥籠=地球
鳥籠の中に囚われていた屈辱=地球上のどこにいても巨人(の地ならし)からは逃れられないという意味。
翻訳すると、
「(天と地の戦い後)私アルミンが回想するに、ベルトルトが超大型巨人となってシガンシナ区を攻撃してきた日、世界人類は思い出した、自分達が地ならしの恐怖によって巨人たちに支配されていたことを。そして、世界のどこにいても「地鳴らし」からは逃れられないことを。我々人類は鳥籠に囚われた鳥のような存在なのだ」
ここはシガンシナ区。
ウォールマリアの外に出っ張ってる。
調査兵団の壁外調査。
時間は恐らくこの日の早朝ぐらいか。
この時の団長はシャーディス(後にエレンらを訓練する教官)。
エルヴィンはまだ分隊長。
これは始祖ユミルからエレンへのメッセージ。
ユミル・フリッツが死んで(起源1155年)から現在(845年)までが二千年。
タイトル後、花の映像の後に細切れで映るのは未来の記憶。
1、グリシャが食われる
2、壁の近くの風車のある家(塔)に巨人が集まってくる
3、どこかの家、ぬいぐるみなどがある
4、森の中で調査兵団が大量に死んでいる
5、子供の死体にハチが止まっている
6、エレンの母親が巨人に食われる
全て未来に起こること。
エレンはまだ巨人を継承していないが、未来のエレンが現在のエレンに干渉しているので、そのせいで未来の記憶に触れた。
ちなみに現在は超大型巨人が攻撃してくる日の朝。
「天と地の戦い」でエレンを殺したミカサはここにエレンの首を埋める。
過去と未来の記憶のこと。
これから先に起こることを知って泣いていた。
後半、年表はあまり関係なくなってくるので特に覚えなくて大丈夫。
巨人の硬質化現象により作られた。
(ウォール)マリア
(ウォール)ローゼ
(ウォール)シーナ
これらは始祖ユミルの子供。
それぞれが始祖ユミルを食い、能力を受け継いだ。
ただしそれぞれの壁の中にいる巨人がマリア、ローゼ、シーナの子孫かどうかは不明。
たぶん壁の巨人はユミルがこねこねした。
「地鳴らし」ではこれら壁に埋まっていた巨人たちが一斉に動き出し、世界を踏みつぶす。
ウォール教の神父。
中盤以降ほぼ関係なくなってくるのでそこまで重要ではない。
エレン「一生壁の中から出られなくても、飯食って寝てりゃ生きていけるよ。でも……それじゃまるで、まるで家畜じゃないか」
これは古代エルディア帝国で飼っていた家畜の豚とリンクしている。
ユミルは家畜に自由を与えた。
エレンも後々、家畜と称した壁内人類に自由を与えた。
殉死した団員に泣きながら謝っているのがシャーディス団長。
後にスキンヘッドにして訓練教官となる。
ストーリーにはかなり深く関わってくる。
この時点ではまだ「進撃の巨人」のみ継承。
「内地へ診療」は嘘で、レイス領の礼拝堂に潜入する予定。
グリシャは「進撃の巨人」の能力で継承者の未来が見える。 ということはグリシャはエレンが調査兵団に入ることも知っている。 グリシャからすれば『来たか』という感じ。 そうなるべきという諦念と、我が子のエレンには幸せになってほしいという願いの両方がある。
エレンは「今までに死んだ調査兵団の命が無駄になる」と言ったのだが、グリシャは今まで死んでいったエルディア復権派の同士を思い出した。
あと、この台詞は後にエルヴィンやリヴァイに継承される。
調査兵団のスローガンみたいなもの。
エレン「俺には家畜でも平気でいられる人間の方がよっぽど間抜けに見えるね」
家畜というワードを強調している。
現在のエレンと家畜を逃がしたユミルをシンクロさせているよう。
この日の夜、グリシャは礼拝堂の地下でレイス家一族(ロッド・レイス以外)を惨殺、彼らが継承してきた「始祖の巨人」を取り込む。
その後すぐエレンを巨人化させ自分を食わせ、「進撃の巨人」と「始祖の巨人」を継承。
壁内人類はレイス家が継承する「始祖の巨人」の力によって記憶を操作されている。
アルミン「王政府の方針として、外の世界に興味を持つこと自体をタブーにしたんだ」
当たらずとも遠からず。アルミンの洞察力が光っている。
17:30辺りでアルミンの瞳が放射状に輝いて見える。
この瞬間、ユミルの影響を受けていたのかも。
「超大型巨人」を見たエレンの瞳が放射状に輝いている(18:24辺り)。
ここでベルトルトはウォール・マリア外壁に穴を空けてすぐに人間に戻る。
そこへダイナ巨人が現れるのだが、未来のエレンが操作してベルトルトを喰わせないようにしている。
その未来のエレンの意志と現在のエレンが呼応しているので瞳が放射状に輝いている。
ベルトルトは壁に穴をあけた直後、巨人化を解いて女型の巨人の肩に乗り、シガンシナ区に侵入(超大型巨人のままだと入れないので)。
その時無垢の巨人(楽園送りにされたダイナ・フリッツ)に食われそうになったが、なぜか助かった。
全てが終わった後、エレンはその時のことを回想する。
「あの日」は超大型巨人襲来の日。
「あの時」は巨人化を解いたベルトルトが無垢の巨人(ダイナ)に食われそうになったとき。
エレンはそれを知っていたので、始祖の巨人の力でダイナにベルトルトを食うなと命じた。
そして母親のところに向かわせた。
ダイナはマーレ時代のグリシャの妻で、王族フリッツ家の末裔。
エルディア復権派組織にてグリシャと出会い結婚。
後マーレ当局に捕まり、巨人化されパラディ島に捨てられる(楽園送り)。
無垢の巨人となりパラディ島を彷徨っていたところ、ベルトルトの攻撃に乗じてシガンシナ区に侵入。
ダイナからすればカルラは旦那グリシャの異国妻。
ただ無垢の巨人には記憶がないのでそういうつもりで食ってはいないはず。
未来において「始祖の巨人」を継承したエレンは、「道」で「座標」を操って過去や未来を自由に行き来できるようになった。
その時間の中でエルディア人に働きかけ、彼らの記憶を操作したり、巨人を操ったりできる。
つまり、未来のエレンが過去のダイナ巨人を操作した。
その働きに現在のエレンが感応し、瞳が放射状に輝いている。
「無垢の巨人」は「9つの巨人」を継承した人間を捕食すると自分も人間に戻れる。
おそらく本能でそれを知っているから、やたら人間を食べようとする。