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進撃の巨人 Season1 第16話「何をすべきか〜反撃前夜③〜」ネタバレ解説

https://shingeki.tv/season1/©諫山創・講談社/「進撃の巨人」製作委員会

 

本記事は完全ネタバレ解説です。

全話通してのネタバレが掲載されています。

必ず全話視聴後にお読みください。

 

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立体機動装置の調査

立体機動装置の使用は許可が要る。

許可なく使用した者をあぶり出すことができれば、そいつがソニーとビーンを殺した犯人になる。

ちなみに兵士以外に巨人殺しのスキルを持つ人間はいない。

火葬シーン

3:45~、またアニ、ライナー、ベルトルトの3人をセットで映している。

 

西洋っぽい世界観なのに火葬しているのは、巨人に喰われた人間がどうなるかまだよく分からないからだろう。

燃やして消滅させた方が安全。

ジャンの逡巡

ジャンは巨人と戦うことの重要性を熟知しつつも、保身との間で常に逡巡している。

そのジャンの背中を押す存在がエレンとマルコ。

ふたりの存在がジャンを憲兵団ではなく調査兵団に、そして戦いに導く。

 

 

アニとアルミン

アルミンはアニのことが好き。

アニも多分この時点でアルミンが好きなのだろう。

アルミンが調査兵団に入ると後に戦う可能性が高いのでできればやめてほしいと思っている。

 

アニが憲兵団を志望するのは「始祖奪還計画」遂行のため。

中央にいた方が「始祖の巨人」継承者を見つけやすいからだろう。

アルミン、アニの立体機動がマルコのものだと気づく

アニが「別に」と言った後、アルミンは右下、アニの立体機動装置に目をやり、何かに気づいたような表情になる。

その後もアニの話の最中ずっと立体機動装置を見ている。

この時アルミンはアニがなぜかマルコの立体機動装置を持っていることに気づいた。

その意味を知るのはもう少し先になるが。

 

本当はアルミンの表情に意味があるのに、それを隠すためアニに視線を持っていくよう作られた秀逸なシーン。

調査終了

結局立体機動装置を無許可で使った兵士はあぶり出せなかった。

アニはともかくライナーがどうしたのかは分からない。

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団長の勧誘

訓練兵を集めて団長自ら調査兵団に勧誘する。

そもそも志望者が少ないので特別に調査兵団だけこういった機会が与えられているのだろう。

夜にしたのは暗くて重い話を助長するための演出。

 

エルヴィンは兵士の中に巨人化可能なスパイがいると推理している。

ここで地下室の話を公にした理由は二つ、

 

1

訓練兵の中にスパイがいると仮定。

それらしき証拠は多分ないが、可能性としてはある。

 

2

仮にスパイが訓練兵にいなくても、ここで地下室の話をしておけば彼らがこれからそれぞれの志望する兵団に入団したとき、あちこちで「調査兵団が巨人の謎を解くためにシガンシナ区のエレン宅の地下室に向かうぞ」と話をするはず。

 

結果的に兵団のどこかに潜んでいるスパイがその話を聞き、動揺して何らかのミスをすることを誘っている。

実際この話を聞いたライナーは「地下室だと…」と驚いている。

 

また、エルヴィンは2のケースを想定し、壁外調査を一カ月後とした。

一ヶ月もあれば地下室の噂は兵団の隅々まで知られているだろうから。

かといって数ヶ月先延ばしにすればスパイがまた壁内で巨人化して、今度はウォール・シーナまで侵入されるかもしれない。

 

そして憲兵団入りしたアニが一ヶ月後の壁外調査時に「女型の巨人」化して調査兵団を襲う。

トロスト区の扉が使えない

トロスト区外門はエレンが大岩で塞いだから、もうトロスト区から外には出られない。

東のカラネス区からシガンシナ区を目指すことになるが、その行路は調査兵団ですら未知。

 

エルヴィンの演説

調査兵団が「死」をどう扱うかについて説明している。

1ヶ月後の壁外調査で新兵の予想死亡率は3割、4年後にはほとんどが死ぬ。

しかし、調査編団の活動における「死」は生者へのバトンであり、無駄ではない。

それを承知の上で入団するかどうかを説く。

この思想は第53話の特攻で昇華される。

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調査兵団入団者

ほとんどの者が入団が決まった瞬間後悔しているところが人間らしい。

あと、14:33~ライナーとベルトルトをペアで映しているところにも注目。

長距離索敵陣形

エルヴィン団長考案。

この陣形で壁外を移動しながら巨人をいち早く見つけ、対処する。

目的はエレンをシガンシナ区まで護衛すること。

地下室の場所は分かっており、鍵もあるとはいえ、やはり現在唯一の巨人化能力者であるエレンが死んでは作戦が反故になる可能性が高い。

なのでこの陣形の最重要目的はエレンの護衛となるのだが、そのエレンの配置が示されていない。

 

これまで見てきた通り、エルヴィン団長はスパイが巨人化し、壁外調査時に襲ってくることを想定していた。

だからあえてエレンの配置を味方にすら教えなかった。

特別作戦班

通称リヴァイ班。

長距離索敵陣形中、後列中央に位置する。

先輩の示唆

リヴァイ班先輩たちもエルヴィン団長の目的がまだ掴めていない。

しかし不満はない様子。

それだけエルヴィン団長およびリヴァイ兵長への信頼が厚い証拠。

 

 

エレンと同期邂逅

エレンはトロスト区奪還作戦以来ほぼ同期と会っていなかった。

ジャンの調査兵団入りやマルコの死も知らない。

エレンを詰めるジャン

ジャンは死の価値について常に考えている。

人知れず、何の功績も残さずに死ぬことに価値はないと考える。

今回の任務はエレンの護送なので、エレン自身に価値があることが大前提。

もしエレンに価値がなければここで死ぬのは無駄死にになる

ジャンはそれをエレンに確認している。

エレンの瞳

21:07~放射状に輝いている。

このシーンでエレンが未来のエレンや始祖の力にどう干渉を受けているのかは不明。

ジャンに今後のことを問い詰められているうちに未来の記憶が脳裏に浮かんだのか?

壁外調査開始

第57回目。

カラネス区より出発。

「付近の巨人をあらかた遠ざけた」←出発に際し無駄な戦闘をしない、開門に乗じて巨人を区内に入れないため。

ただの出発シーンだが非常によく考えられている。

 

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