監督:廣田裕介
原作:西野亮廣
脚本:西野亮廣
製作総指揮:西野亮廣
キャラクターデザイン:福島敦子
アニメーション制作:STUDIO4℃
プぺル:窪田正孝
ルビッチ:芦田愛菜
ブルーノ:立川志の輔
ローラ:小池栄子
スコップ:藤森慎吾
レター15世:野間口徹
アントニオ:伊藤沙莉
トシアキ:宮根誠司
デニス:大平祥生
スーさん:飯尾和樹
アイパッチ:山内圭哉
ダン:國村隼
原作を全く知らない完全初見状態で視聴。
ちなみに僕は西野氏のアンチではないです。
15分程度観たが西野氏のエゴしか見えなかった。
「プペル、誰か知ってるやろ?」
「世界観、分かるよね?」
「だから説明せんでええやろ?」
「いきなり動かしていった方が絶対おもろいねん!」
とばかりに陳腐で強引なダンスやアクションがいきなり繰り広げられる。
「こんなんしといたらお前ら喜ぶんやろ?」
という西野氏の得意気な顔が浮かんでなんかしんどい。
こちらとしては『で、こいつ誰、ここどこ?はよ説明して』と思っていたら、気が付いたら寝ていた。
映画の冒頭15分で寝たのは人生初めて。
ちょっとした台詞や背景、アクション、音楽の中に人物や世界観の説明を盛り込み、視聴者を一瞬にして作品世界にとりこむというのは、簡単なようでいてたぶん相当難しいんだろう。
例えるなら「千とちひろの神隠し」冒頭10分。
あれと本作を比べると、いかに西野氏がなにもしていないかがわかる。
改めて宮崎駿はじめ、映像クリエイターがどれだけ凄いかが理解できた気がした。
有名人の西野氏の作品だから作者がちらついて損をしているのかなとも思ったが、よく考えたらジブリや押井作品、新海作品を観ても監督の顔は浮かんで来ない。
キャラの強い庵野監督ですら、エヴァを観ているときはやはり浮かんでこない。
西野ファンの人はいいのかもしれないが、自分のような作品を作品として観たい人間からすると、邪魔で仕方ない。
本当は最後まで観てちゃんと主題を理解して書きたかったが、それ以前の作品だった。
楽しめる人は楽しめると思う。
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