本記事は完全ネタバレ解説です。
全話通してのネタバレが掲載されています。
必ず全話視聴後にお読みください。
前回ラストでジークは腹に刺さった雷槍の信管を自ら抜き、自爆。
リヴァイはその爆発をまともに受けて瀕死。
虫の息だったジークは「無垢の巨人」を操り、その腹の中に水からを取り込ませた。
そこへフロックらイェーガー派の分隊が到着。
ジーク、「無垢の巨人」の腹から生還。
普通は「9つの巨人」継承者が「無垢の巨人」に喰われたら、その者は死に、新たに「無垢の巨人」の本体であった者が人間に戻り、そして「9つの巨人」を継承するはず。
しかし、ジークは生還。
まず、ジークを再生させたのは始祖ユミル。
砂漠のような場所は「道」。
ユミルの民であるエルディア人は全員ここでつながっている。
物理的な場所ではなく精神的な場所という感じ。
今後何度も出てくる。
エレンはピークの罠に誘われて屋上へ。
そこにガリアードが「顎の巨人」で急襲。
エレンも応じて巨人化。
マーレ軍の飛行艇部隊が急襲。
この時代まだ戦闘機はない。
飛行艇で輸送、上から兵士、物資、爆弾投下ぐらいしか使用方法がない。
今回は兵士と、ピークの「車力の巨人」が扱う対巨人砲を投下。
目的は始祖奪還、あるいは殲滅。
あとマーレ人の救出。
エレン「進撃の巨人」「始祖の巨人」「戦鎚の巨人」
ピーク「車力の巨人」
ガリアード「顎の巨人」
ライナー「鎧の巨人」
エレンはマーレ軍の中に必ずライナーがいると確信していた。
ライナーと決着をつけたいからイェレナに言われても逃げなかった。
あとそもそもエレンには未来が見えているので、ここで巨人たちと戦った後、ガビに撃たれて首をはねられ、「地ならし」発動という流れも知っている。
だから逃げなかった。
ファルコの兄。
「獣の巨人」継承が決まっている。
ジークの脊髄液入りワインをファルコも飲んだということをマガトやコルトがはじめて知った。
ジークが叫べば弟のファルコは「無垢の巨人」と化してしまう。
ファルコを十分遠くに離すまでジークに叫ばせないようにすることが彼らのミッションに加わった。
ここで初めてマーレ軍が「地ならし」発動条件を知った。
また、どうやらジークがエルディア王家の血を引くというのも初めて知ったらしい。
マガト「復権派の指導者が両親なら、あるいは…」
ジークの両親はエルディア復権派で、マーレ当局に摘発され「楽園送り」にされた。
ちなみに王家の血筋は母ダイナのもの。
当局はダイナの素性を洗ってなかったのか?
ダイナが拷問に耐えて口を割らなかった?
詳細は不明。
マーレ軍の作戦をまとめると、
・「始祖の巨人」奪還
・ファルコ救出
・エルディア兵にできるだけ打撃を与える
・エレンとジークの接触を阻止
・ジークの「叫び」を阻止
かなり難しいことが分かる。
マガトは隊長から元帥に昇進したらしい。
元帥は軍隊の中ではかなり上の称号。
マーレ軍の組織構成は明かされていないので具体的には不明。
マガト曰く、今回の作戦では始祖(エレンのこと)殺害が目的ではない。
「始祖を喰らい」と言っているので、「9つの巨人」の誰かにエレンを喰わせ、「始祖の巨人」を完全にマーレの手中に収めることが目的。
本体はポルコ・ガリアード。
エレンは「進撃の巨人」「始祖の巨人」「戦鎚の巨人」の能力を保持。
体や地面から突起物を出すのは「戦鎚の巨人」の能力。
恐らくイェーガー派の者たち。
攻撃対象は鎧と顎。
そもそも諸外国が対巨人兵器として開発しており、シーズン4第60話では「鎧の巨人」が片腕を壊された。
マーレ軍はそれを対「始祖の巨人」用に開発、「車力の巨人」の背中に装着し、機動力も確保。
現時点では最強の対巨人兵器だろう。
マーレ軍兵士はライフルでエルディア兵士を射撃。
エルディア兵は基本、対巨人戦闘部隊なので、銃を持った兵士に慣れていない。
遠距離兵器は「雷槍」のみで、これは巨人を仕留めるために必要なので頻繁には使えない。
というか、人間に使うという発想がないはず。
この事態に呆然と立ち尽くすのみ。
そもそも人間として大した能力があるわけではない。
ただエレンとジークが特別であることを信じてここまで来ただけ。
マガト「忘れるな、この奇襲作戦はビリー・タイバーの犠牲の上にある」
65話でタイバー公は自らを犠牲にし、世界にパラディ島攻撃を訴えた。
その演説中、エレンが襲撃。
今回マーレがパラディ島を攻撃できたのはこの出来事に同情した諸外国が協力したから。
100年前の巨人大戦で活躍した英雄。
しかし彼はフリッツ王とタイバー家が共謀して作りだした偽の英雄。
その結果惨劇はまた繰り返されることとなる。
だから今回の戦いでは「真の英雄」が必要。
「以上、苦しまなくていい」
ライナーは現時点で活動している、エレンと接触していた唯一のマーレ軍人。
ベルトルトは死亡、アニは硬質化状態。
また、マーレでも接触し、その内面にも触れた。
だからエレンの苦しみがライナーには分かる。
ジークの脊髄液入りワインや、「安楽死計画」は知らなかったらしい。
イェレナは反マーレ派義勇兵も騙していた。
ここでオニャンコポンはイェレナと離れ、調査兵団に協力を誓う。
現在エレンはジークとの接触を試みている。
それが為されたとき「地ならし」が発動可能となる。
「地ならし」自体はエルディアの力を世界に見せつけることになるので少しなら発動することは調査兵団的にも賛成。
ただ、もう一方でエレンとジークが画策している(と彼らが思っている)「エルディア人安楽死計画」(始祖の力でエルディア人が子供を産めない体にする)には反対。
「地ならし」は政治的に必要だが、「安楽死計画」は止めたい。
エレンとジークが接触しなければどちらも発動しない。
接触すればどちらも可。
ミカサはエレンを助けたい。
ただ、本人はエレンに言われたようにアッカーマンの血がそうさせていると勘違いしている。
アルミンはそれがエレンのついた嘘だと推察←正しい。
ミカサが時々頭痛を起こす←始祖ユミルがミカサの頭の中を覗いている。
エレンはジークやイェレナに従うふりをしていた。
全ては「地ならし」発動のため。
「安楽死計画」については乗っかったふりをしているだけ。
基本的に当たっているが本意はもっと深いところにある。
巨人以外の戦闘はマーレ軍が優勢のよう。
©諫山創・講談社/「進撃の巨人」製作委員会
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