2019年7月~9月
原作:篠原健太(集英社ジャンプコミックス刊)
監督:安藤正臣
シリーズ構成:海法紀光
キャラクターデザイン:黒澤桂子
メイン総作画監督:黒澤桂子
サブ総作画監督:山本由美子
メカデザイン:有澤寛
プロップデザイン:本多弘幸
宇宙生物デザイン:廣瀬智仁
助監督:柴田裕介
美術監督:甲斐政俊
美術設定:虎順、羽根広舟
色彩設定:多田早希
撮影監督:酒井淳子
CGI:ラークスエンタテインメント
CGディレクター:加藤大輔
2Dデザイン:いまむら
モニターデザイン:山田可奈子
編集:宮崎直樹(森田編集室)
音楽:横山克、信澤宣明
音楽制作:KADOKAWA
音響監督:飯田里樹
音響効果:奥田維城
制作プロデューサー:比嘉勇二
アニメーション制作:Lerche
製作:彼方のアストラ製作委員会
カナタ・ホシジマ:細谷佳正
アリエス・スプリング:水瀬いのり
ザック・ウォーカー:武内駿輔
キトリー・ラファエリ:黒沢ともよ
フニシア・ラファエリ:木野日菜
ルカ・エスポジト:松田利冴
ウルガー・ツヴァイク:内山昂輝
ユンファ・ルー:早見沙
シャルス・ラクロワ:島﨑信長
SFをベースとして恋愛、異世界、推理、パニックものなど様々な要素がちりばめられた作品。
最初はどこかで観たような世界感や、キャラクターの薄さにうんざりしてしまうかもしれないが、話が進むにつれてキャラクターは生き生きとし、独自の世界観が見えてくるので、最初の数話は我慢してほしい(プロット上、どうしてもキャラや世界観が薄いところからはじめないといけないから仕方ない)。
スロースタートな点でシュタゲに似ている(内容は全然違う)。
ひとつひとつの要素、例えばキャラ設定、主人公たちが寄っていく星々、宇宙船内の様子、クローズドサークル、国家的陰謀などはどこにでもあるが、それらがひとつに納まった作品はそうそうないだろう。
そういう意味で贅沢な作品。
視聴後は数本のアニメを一気に観たようなリッチな気分になった。
キャラ造詣は現代的で萌え感も十分、かといって記号的(ラノベ的)ではなくちゃんと生きている(キャラが生きてくるのは中盤から。それまでは我慢!)。
ギャグもテンポよく、シリアスな展開をほどよく中和してくれる。
個人的に感心したのは作品の締め方。
こういったストーリーの場合、ラスト(特に主要メンバーのその後)はさらっと流すことが多いが、本作では十分お腹いっぱいになるまで回収してくれていた。
制作陣の作品世界に対する責任感に敬意を表したい。
きっと並々ならぬ愛着をもって本作品を作ったのだろう。
変な引き(続きは○○で、的な)を入れていないことにも感心。
視聴後にパンチが足りないと感じる人もいるだろうが、個人的にはこの作品が持つバランス感覚を評価したい。
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