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進撃の巨人 Season2 第9話(34話)「開口」解説

https://shingeki.tv/season2/©諫山創・講談社/「進撃の巨人」製作委員会

本記事は完全ネタバレ解説です。

ご注意ください。

第8話(33話)解説を見る

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ハンジ

ラガコ村での出来事がどうしても気になるらしい。

巨人研究家のハンジらしい。

エルヴィン隊

エルヴィン隊はさらわれたエレンを奪還しに巨大樹の森へ。

女型を追い込んだ巨大樹の森とは別の場所。

エレンとユミル

巨人化した直後で再度巨人にはなれないらしい。

ライナーたちがここで戦いたくない理由

最も危惧していることは、無垢の巨人に捕食されて9つの巨人の能力を取られてしまうこと。

エレンだけはその仕組みをまだ知らない。

もちろん、単純に巨人に食われるのが嫌というのもある。

 

 

状況整理

ライナーとベルトルトは「始祖奪還計画」を遂行中。

ユミルには何の魅力もない(はず)だが、「車力の巨人」に対しては仲間であるマルセルの弔いもあるし、連れて帰ればマーレの戦力にもなるので連れていきたいはず。

 

ユミルはマーレ出身だが戦士ではないし、「始祖奪還計画」も知らないはず。

また、ユミルはマーレに対し「楽園送り」にされた恨みがある。

クリスタ(ヒストリア)への愛着もまだある。

 

エレンは全く何も分からない。

ユミルがなぜ巨人化できたのか、ライナーとベルトルトが何をしたがっているのかも。

ライナーの独り言

ライナー「そういや昨日の午前からだったか……巨人が湧いてからずっと働き詰めじゃねーか――」

ライナーはなぜか調査兵団員として文句を言い、出世について語りだす。

状況からして相当おかしいが、本人だけは気づかない。

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兵士じゃなくて戦士

何度も出てきた台詞。

戦士とはマーレの戦士のこと。

回想

ライナーが腕を捻っているのはマルコ。

トロスト区攻防戦にてライナーたちはマルコの立体起動装置を奪い、見殺しにした。

その後アニがマルコの立体起動装置を使った。

ライナーがマルコを見殺しにした件はかなり後でも遺恨を残す。

ライナーの様子

ライナーは回想シーンで、ついさっき自分が見殺しにしたマルコが巨人に食われているのを見て驚いている。

また、現在も自分が巨人であることが知られているのになぜかまだ調査兵団員として話したりする。

なぜそうなったかはユミルが説明。

 

 

エレンの母親が食われたこと

エレンは訓練兵時代、ベルトルトに自分の母親が食われた話をした。

いったいどういう神経でそれを聞いていたのかと怒るが、実はこれはエレンが最初から仕組んでいたこと。

エレンは始祖の力でそうなることを知っており、あえて母親が食われる選択をした。

これは最後まで観れば分かる。

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ユミルの推理

あの猿=「獣の巨人」(中身はジーク)。

もちろんライナーとベルトルトは知ってる。

ただし、ジークの作戦や意図は知らなかった模様。

彼らからしたら強力な味方が現れたので嬉しさや助かったという気持ちが出てしまったのだろう(特にベルトルト)。

ライナーは人格が破綻しているので恐怖心も半分ある。

 

ユミルが推理する、

・「獣の巨人」が他の巨人を発生させた

・目的は威力偵察

これもビンゴ。

ちなみに威力偵察とは、敵方の装備や勢力を偵察するため、わざと戦闘すること。

軽く交戦し、すぐに撤退することが多い。

 

また、どうやらライナーとベルトルトは壁の外ではなく、「獣の巨人」が潜伏している場所を目指しているらしい。

ということは最初からそういうシナリオがあったのか?

ライナーとベルトルトはそのタイミングを待っていたのか……

 

「エレン、あの二人をやっつけて終わりだと思ってんなら、それは大きな勘違いだ」

ユミルは「9つの巨人」について知っている。

もちろん壁外の世界やマーレの軍事力も。

 

「敵?そりゃ言っちまえばせ……」

恐らく「世界」と言いたかったのだろう。

エルディア人は世界から敵視されている。

ライナー、ユミルを勧誘

精神は安定し、現在はマーレの戦士として話している。

 

「ユミル、お前はこの世界に先があると思うのか?」

恐らく「この壁の中の世界に先があると思うのか?」という意味。

 

「そこまで分かってんなら身の振り方考えろ」

マーレにつくか、エルディアにつくか。

 

「お前次第ではこっち側に来ることも考えられるだろう」

マーレについて「顎の巨人」継承者として戦うこと。

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ユミルの気持ち

一度マーレ当局から「楽園送り」にされ恨んでいる自分をマーレが信用するとは思えない。

(できればマーレに帰りたいという気持ちもあるよう)

 

 

ライナーのカード

ライナーはユミルがクリスタを護りたいという気持ちを見抜いていた。

だからそこを軸に信頼しあえると説得。

実際、クリスタはレイス家の血筋なのでマーレにも政治利用できる。

ライナーたちがクリスタのみ助けるという要求を呑む確率は高い。

ユミルの心を揺さぶる

ライナーはユミルの安全を保証できないと正直に告げる。

ただ、クリスタだけはなんとかなるかもしれない。

ユミルはウトガルト城でクリスタのために巨人化し、自己犠牲的な行動を起こした。

ライナーはそのとき、ユミルの心の奥にある自己犠牲への憧れを見抜き、今それをカードとして提示し、揺さぶっている。

なかなか抜け目がない。

自分のわずかな命か、クリスタの未来か

「自分のわずかな命」とは、この絶体絶命の状況のこともあるが、「9つの巨人」継承者が13年で死ぬことも含まれている。

自分が助かっても所詮あと10年程度の命(ユミルがマルセルを捕食したのは数年前)、だったらここでライナーたちにつくことでクリスタの延命を図り、自分はマーレに再度処罰され、自己犠牲という憧れに殉じてはどうかと迫る。

本作の主題のひとつ「選択」がここでも垣間見える。

エレン

この中でエレンだけは何も分かっていない。

初見の視聴者と同じ立場。

 

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キャラクター引用サイト:https://shingeki.tv/season2/

©諫山創・講談社/「進撃の巨人」製作委員会

 

 

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