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進撃の巨人 Season3 第5話(42話)「回答」解説

https://shingeki.tv/season3/©諫山創・講談社/「進撃の巨人」製作委員会

本記事は完全ネタバレ解説です。

ご注意ください。

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エルヴィンの演説

調査兵団解体を進める中央政府に対し、調査兵団の必要性を説く。

ウォール・ローゼが破られた際、住民をウォール・シーナに再度避難させると食料備蓄が持たない→生存競争→ウォール・ローゼVSウォール・シーナの内戦に発展する可能性。

それを避けるためにはウォール・マリアを奪還し、人類の活動範囲を広めるしかない。

巨人の跋扈するウォール・マリアを奪還することができるのは、巨人に矛を向けられる調査兵団のみ。

政府の対応
エルヴィンの言うことが正論だと皆分かっている。
しかし、彼らとしては王の秘密に迫る調査兵団を存続させるわけにはいかない。
また、エルヴィンの死刑とエレンの「始祖の巨人」継承を止めるわけにもいかない。
エルヴィンにはあくまで人類憲章第6条違反の罪で死んでもらうつもり。
エレンの引き渡し拒否

そもそも政府はエレンの拉致を遂行。

失敗したので口封じにディモ・リーブスを殺し、それを調査兵団のせいにし、改めてケニー隊にエレンらを拉致させた。

エレンは現在政府筋の手にある。

「エレン引き渡し拒否」もでっちあげ。

ピクシス

調査兵団解体に賛成。

ただしこれは表向きの姿勢。

実際は裏でクーデター計画を進めている。

それでもしれっと人間同士の争いを避ける提言をしているところはさすが。

ウォール・ローゼ突破

巨人によるウォール・ローゼ突破の報告。

これはブラフ。

ピクシスの命令

ピクシスはウォール・ローゼ突破の報を受け、住民の避難を命令。

そもそもピクシスはウォール・ローゼ突破がブラフだと知っている。

避難命令は政府高官の反応を見るための狂言。

避難拒否

政府役人はピクシスの命令を拒否。

驚く憲兵団員←彼らはウォール・ローゼ突破が事実だと思っている。

中央政府の保身を目の当たりにし、動揺。

政府高官の密談

「しかし、不幸中の幸いだろう。力は見つかっているのだ。後は器が受け止めるまでここで持ちこたえればいい」

「力」とはエレンの「始祖の巨人」、「器」は継承者=ヒストリアのこと。

政府筋の隠語だろう。

ザックレー

調査兵団、駐屯兵団、憲兵団全てを束ねる総統。

エレンの処遇を決める特別兵法会議で初出。

クーデター計画に加担していた。

ネタばらし

巨人襲来は狂言。

ピクシスは人類のため政府に統治を任せた方がましだと考えていた。

そこで狂言を打ち、巨人襲来の伝令を伝えさせた。

すると政府は憲兵団のウォール・ローゼ民避難命令を拒否した。

このことでピクシスは政府に人類を救う気はないと判断し、クーデター遂行を決意した。

ヒストリアの重要性

今後民衆にクーデター理解させ、新たな統治機構を正当化させるために、真の王家であるヒストリアの奪還が急務。

旧政府の悪行を知らしめ、ヒストリアの王位の正当性を証明できればクーデターは成功する。

調査兵団復活

クーデター成功により、新聞は言論の自由を取り戻し、真実を書くことができるようになった。

調査兵団も濡れ衣が晴れた。

これで改めておおっぴらに活動できる。

選択という主題

本作の主題の一つ「選択」がここで登場。

ただし、進撃らしい究極の選択ではなく、「ひとりひとりの選択が自由を勝ち取った」というやや少年漫画らしいもの。

エルヴィンの迷い

クーデターは成功したが、現実家のエルヴィンは中央政府が存続した方が人類のためになるとまだ確信している。

少なくとも彼らは何百年とそうして人類を存続させてきた実績がある。

人(エレン、ヒストリア、調査兵団員)を生かして人類を危機にさらしている自分の選択に懐疑的。

ザックレー

一方ザックレーは、王政や政府高官に対し、100%私怨でクーデターに加担した。

もはや好きと言えるぐらい嫌いらしい。

そうした私怨をぶっちゃけることでエルヴィンの気持ちを楽にさせたいという気持ちもあるらしい。

そうした気遣いも総統たる所以か。

ただ、この後政府高官に嬉々として拷問を行うので私怨は本物。

エルヴィンの意識転換

エルヴィンはこれまで、人類のために戦ってきた。

しかし、ザックレーに諭されて自分の中にもエゴがあることを再確認した。

それは、王政の矛盾に気づき消された父親の無念を晴らすこと。

レイス家に起こった事件

領主はロッド・レイス。

表向きは貴族だが、実は真の王家の血筋。

中央政府はそのことを知っており、保護してきた。

暗殺への配慮と、巨人の秘密、そして世界についての情報を隠すため。

 

長女フリーダは気さくな性格で好かれていた←「始祖の巨人」継承者。フリーダからグリシャ→エレンと継承される。

 

事件の概要。

表向きは、ウォール・マリア陥落直後、世間の混乱に乗じた盗賊の襲撃によってレイス領の礼拝堂が焼かれ、運悪く祈りを捧げていたレイス家はロッド以外惨殺されたとされている。

実際は「始祖奪還計画」を察知したグリシャが巨人化して礼拝堂を襲撃、ロッド以外を惨殺し、フリーダを捕食、「始祖の巨人」を継承する。

その後エレンを森に連れて行き、注射で巨人化させ、自身を喰わせて「始祖の巨人」を継承させた。

ロッドがヒストリアを求める理由

まず時系列として、<礼拝堂事件→数日後、中央憲兵アルマ(ヒストリアの母)暗殺>。

ロッドは「始祖の巨人」を奪われ、家族も全員殺された。

だから唯一残ったレイス家の血筋として、ヒストリアを身請けしに行った。

とりあえずヒストリアを生かしておき、いずれ「始祖の巨人」の継承者が見つかったときにはヒストリアを巨人化し、その者を捕食させるつもり。

そうすれば「始祖の巨人」はまたレイス家に戻る。

新たに子供を作ることも可能だが、その時間はないと思ったのだろう。

赤ちゃんを巨人化できるかどうかは不明。

ハンジの疑問

・礼拝堂は石造り

・なのに全焼していた

・盗賊なら盗むものを盗んでさっさと逃げればいい

・その盗賊を見た者はロッド・レイスだけ

・その後、ロッドは自分の財産で礼拝堂を建て直している

 

答え。

礼拝堂は巨人化したグリシャが壊した。

火を点けたのも恐らくグリシャ(偽装、隠蔽工作)。

ロッドは真相を知っているがもちろん答えられない。

改めて礼拝堂を建てたのは、地下施設を知られたくないから。地下への入り口を管理したい。

礼拝堂地下

エレンが捕らえられている。

一瞬見えた女性の記憶のようなものは、フリーダ・レイス。

「始祖の巨人」継承者は、過去と未来の全継承者の記憶を見ることができる。

つまり、これはフリーダの記憶そのものをエレンが見ている。

視点は完全にフリーダの主観だが、「あっ」という声はエレンのもの。

ちなみに、フリーダもこのとき未来の継承者であるエレンが自分を見ていることに気づいた。

調査兵団

レイス領に軍を送り込む準備をしている。

しかし時間がないのでリヴァイ班が先遣隊として向かっている。

アルミンの疑問

巨人が能力のある巨人を食べることでその能力を継承できる。

ではエレンはいつ誰を食べて能力を継承したのか?

答え。

ウォール・マリア陥落後、レイス領礼拝堂を襲ってフリーダを捕食し、「始祖の巨人」を継承したグリシャを捕食した。

ヒストリア

これから巨人化し、エレンを捕食してレイス家に「始祖の巨人」を取り戻す計画。

 

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キャラクター引用サイト:https://shingeki.tv/season2/

©諫山創・講談社/「進撃の巨人」製作委員会

 

 

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