本記事は完全ネタバレ解説です。
ご注意ください。
恐らく新王政の旗。
ロッド・レイスが巨人化した後、ケニーは行方をくらませていた。
ここからケニーの回想編に突入
ケニーは当時「始祖の巨人」継承者だったウーリ・レイスを襲撃したが、逆に巨人化したウーリ・レイスに捕まった。
ウーリは「始祖の巨人」をかなりコントロールできるのか、下半身から巨人化させ、サイズを抑えているよう。
ケニーは誰かに雇われてウーリまたはレイス家を暗殺しに来たらしい。
「始祖の巨人」の記憶改ざん能力を使って、誰が黒幕かをしゃべらせろということ。
しかし、ケニーはアッカーマン一族の末裔なので「始祖の巨人」の力が効かない。
ケニーはこの時点で自分の出自やその歴史を知っていた。
また、アッカーマン家への迫害も続いていた。
ケニーはウーリの人柄に心酔し、配下につく。
議会からは半レイス派を排し、レイス派が躍進。
恐らくウーリの口添えで王政からアッカーマン家への迫害は終焉。
ケニーはレイス派議員の下で暗殺業に暗躍する
クシェル・アッカーマン。
地下街で働く娼婦。
リヴァイの母。
ケニーとの関係性は不明だが、恋人や妻ではなさそう。
同じアッカーマン一族として気にかけていたのだろう。
ケニーはクシェルの忘れ形見としてリヴァイを引き取ることに。
ただしアッカーマン一族のことについてはあまり教えなかったらしい。
リヴァイは大人になってもアッカーマン一族の特徴についてうろ覚え程度にしか知らなかった。
白装束の人たちが祈っている。
中心的人物はウーリ・レイス。
集まっているのが全員中央憲兵なのかは不明。
バルコニーにいるのがニック司祭を拷問したサネス。
サネスはレイス派のよう。
彼が言う「王」とは表向き中央にいる王ではなく、ウーリのこと。
リヴァイはケニーの英才教育で強くなった。
アッカーマン一族としての力の使い方も教わったのだろうか。
リヴァイは若干ケニーに認められたくて強くなろうとしている印象。
恐らく10年程度経過。
ウーリ「私はもう長くない」
「始祖の巨人」を継承し、13年の寿命が尽きようとしている。
また、レイス家の者に巨人の力を継承することなどを語る。
ケニーはその仕組みを知らなかった模様。
「ケニー、この世界はそう遠くない未来、必ず滅ぶ」
ウーリは「始祖の巨人」の力で、未来の継承者の記憶も見ている。
つまり、エレンの行動を全部知っているということ。
ウーリはグリシャの「始祖の巨人」強奪や、ライナーらの襲来、「地ならし」発動などを知っている。
そして、できるだけそれに抗って「楽園」を築き上げたいと言う。
その「楽園」とは、敵対し合っていたウーリとケニーが友人になったことを指すのか?
「避けがたい真実」というのがウーリの口癖になっているが、「始祖の巨人」の力で未来を見てしまったからだろう。
ロッドの娘。
ウーリから「始祖の巨人」を継承。
なぜフリーダに継承させたのかというと、ウーリが「始祖の巨人」の力でフリーダ→グリシャ→エレンと継承される未来を見、その通りに進めることが人類のためだと考えたからだろう。
ロッドが反対したとしても洗脳すればOK。
後にケニーは憲兵団「対人立体起動部隊」隊長に就任。
トラウテが「壁が破壊されて二年」と言っているので、847年らしい。
かなりのニヒリストらしい。
たぶん後付けっぽいが。
ケニーはウーリに救いを求めていたのか?
自分の性格が嫌で、「始祖の巨人」になったらウーリやフリーダのような穏やかで愛に満ちた人格になれると期待していた節もある。
ウーリの声。
だがそこにいたのはリヴァイと部下。
そもそもアッカーマン一族は巨人になれないし、恐らくケニーはそれを知った上で注射器をくすねた。
たぶん悪人の性みたいなもん。
ケニーは自分の死を覚悟し、ウーリがかつて自分にしたことを唐突に理解した。
それは「託す」ということ。
ウーリはケニーに、「自分が殺しに行った相手と友達になれる」という理想を託した。
そこから、ケニーは「皆、何かの奴隷で、誰かに何かを託したがっている」と悟る。
そして今自分は手元にある注射器をリヴァイに託そうと決意した。
ケニーはリヴァイの母親の兄、つまりリヴァイは叔父。
さすがに血縁だと知ってリヴァイはショックのよう。
リヴァイが成長し、ケニーの薫陶を受け、地下の住人をボコボコにした後、それを見ていたケニーは去っていった。
リヴァイはきっと褒めてほしかったのだろう。
だが何も言わずに去ったケニーに対し恨みを持っていた。
たぶん皮肉。
甥だからこそ自分と同じ道をたどりそうなリヴァイを見るのが辛かった。
一方で、親のように叱ることもできない自分が情けないと思ったのか。
ケニーはかつてウーリが自分に理想を託したように、リヴァイに注射器を託す。
この注射器はこれまでの謝罪、未来への希望、そして親心などの象徴。
後にリヴァイはこの注射器を使って重大な選択を迫られる。
ヒストリアが女王に。
群衆「あの少女が壁の倍もある巨人を倒したって!」←当初はそういう物語をでっちあげるつもりだったが、事実となった。
ヒストリアは「本当の王家の末裔が人類を巨人から救った」という物語をしっかりと作り上げた。
リヴァイは元部下に殴られて嬉しそうに笑い「お前ら、ありがとうな」と呟く。
ケニーとの因縁が決着し、すっきりとした表情。
少し性格が落ち着いたのか。
「ありがとう」は、調査兵団特にクーデター前後のリヴァイ班がいなければケニーは乗り越えられなかったから。
次の作戦をかけて巨人同士で戦っていたのか?
キャラクター引用サイト:https://shingeki.tv/season2/
©諫山創・講談社/「進撃の巨人」製作委員会
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