本記事は完全ネタバレ解説です。
ご注意ください。
エレンの母カルラ。
今後もちょいちょい回想されるので忘れないように。
カルラを捕食した巨人が今エレンとミカサの目の前に。
彼女は元々ダイナ・フリッツという女性。
マーレ編で登場する。
エルヴィン団長を助けた。
理由は後述。
ダイナに怯えて逃げたことをずっと後悔していたのだろう。
ここでは震えながらもエレンとミカサを守るため立ちはだかる。
ライナーは「無垢の巨人」を投げて調査兵団のエレン奪還を邪魔する。
恐らくここで調査兵団にエレンを連れ戻されるよりは、エレンが「無垢の巨人」に捕食され、捕食した巨人の本体を連れ去った方が手っ取り早いと判断したのだろう。
ライナーを見捨てて改めて調査兵団に協力し、この状況を切り抜けようと考える。
さっきエルヴィン団長を助けたのはそのため。
ただ、今この状況を切り抜けたとしても「もうじきこの壁の中が地獄になっちまう」←マーレが攻めてくるという意味か?
「始祖奪還計画」が失敗したとなると、マーレは次の手を打ってくるだろう。
ヒストリア(クリスタ)はユミルが保身のために自分を助けるというのが嘘だと見抜く。
そして、共に自分自身のために生きようと宣言。
はっきりとは説明されないが、恐らく以下の理由によるものと思われる。
・目的意識がはっきりしていないから
・「喰われたくない」という恐怖心や「仲間を助ける」という義務感、あとダイナに対する憎しみなどが錯綜していた
・前回の巨人化からまだそう時間が経っていないから
・傷が完治していないから(指先がまだない
エレンがダイナにパンチする直前、エレンの指先が完治した。
ここでエレンの「始祖の巨人」の力が元に戻ったということだろう。
また、ミカサのおかげで目的意識がひとつに集積された。
エレンに「座標」発動。
これは他の巨人を操る能力。
本来は王家の血筋でないと発動しないのだが、「始祖の巨人」継承者が王家の血筋の者に触れることでも発動。
エレンがパンチした巨人は元々はダイナ・フリッツという王家の末裔。
それに触れたことで始祖の力を発動できた。
「座標」から意志の伝達があるとき、巨人たちは電気ショックのような感覚を覚える。
これは今後も出てくるので覚えておこう。
エレンの意志を受けて、「無垢の巨人」がダイナを襲う。
「そういうことか、だからライナーたちは必死こいてエレンを……。だとすりゃこの壁の中には…未来がある!」
ユミルはこの現象で「座標」と「道」についてはっきりと認識した。
たぶん前々から知っていたはずだが、目の当たりにしたのは初めてか?
ユミルがこの時点でライナーたち、ひいてはマーレの作戦をどこまで知っていたかは不明。
ユミルはエレンの始祖の力を使えば強大な軍事力を持つマーレに対抗できると判断した。
「死に急ぎ野郎」だから。
勢いや行き当たりばったりで「座標」の力を発揮されてはたまらない。
エレンは追っかけてくるライナーに「来るんじゃねぇ!お前らぶっ殺してやる!」と再度「座標」を発動。
ライナーは「9つの巨人」なので自分の意志で拒否できるらしいが、「無垢の巨人」は盲従する。
クリスタ(ヒストリア)に挨拶し、ライナーを助けにいく。
これがユミルが出した答え。
やっと自分の意志で自分のやりたいことができた。
ここはシガンシナ区。
壁が壊されているのと、ライナーたちが向かう方向を考えるとトロスト区しかない。
「里帰りの土産になってやってんだよ」
エレン拉致に失敗したライナーたちは、必ずまた壁内にやってくる。
それを見越してユミルは、マルセルを捕食した自分を連れてマーレに帰ってくれと言っている。
仲間の仇だけで我慢しろ、ということ。
「お前らがこの壁を壊しに来なければ、私はずっと覚めない夢を見てたんだ」
「始祖奪還計画」でライナーたちがパラディ島に来なければ、ユミルはマルセルを捕食し、人間に戻ることができなかったということ。
ユミルは彼らに恩義を感じている。
「お前たちの境遇を知っているのは私だけだしな」
「9つの巨人」を継承し、余命13年となった身ということ?
それか、マーレにおいてエルディア人として差別されてきたことを意味するのか。
ユミルはどうやらマルセルを捕食したおかげで人間に戻れたことへの償いをライナーとベルトルトにしようとしているらしい。
「女神さまもそんなに、悪い気分じゃないね」
かつて自分が「エルディア復権派」の象徴として祭り上げられていたときを懐かしんでいる感じ。
ユミルはようやく自分らしく生きるヒントを得た。
ウォール・ローゼは二つ目の壁。
この壁内に巨人が残っている可能性があるので、ローゼの住民は中心のウォール・シーナ壁内にある旧地下都市に避難。
しかし、大量の難民に与える食料の備蓄は1週間ほどしかなく、当局はウォール・ローゼの安全宣言を行い、住民を帰還させる。
これは体の良い厄介払いといえる。
今後の人間ドラマへの布石。
エルヴィンは「エレン奪還作戦」で巨人に腕を喰われた。
ピクシスとリヴァイと一緒に、恐らくクーデターの密談をしている。
ハンジの言う「あの仮説」とは、恐らく壁内人類こそが巨人の正体であるということ。
また、王についての秘密なども含まれるのだろう。
アルミンはエレンの「座標」の力に勘づく。
エルヴィンは少年のようなキラキラした顔をする。
かつて父親が提唱した仮説が立証されつつあるから。
最後に映された獣の巨人から出ている眼鏡の人物。
キャラクター引用サイト:https://shingeki.tv/season2/
©諫山創・講談社/「進撃の巨人」製作委員会
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