本記事は完全ネタバレ解説です。
ご注意ください。
ケニー・アッカーマン。
リヴァイの育ての親みたいな人。
現在憲兵団所属で、調査兵団暗殺を任命されたらしい。
ここで留意すべきは、リヴァイ班はあくまで対巨人のプロ集団。
ほぼ全員対人の戦闘は初なので、気持ちの揺らぎや躊躇がある。
ただ、ミカサは幼少期に強盗を殺したことがある。
リヴァイは不明だが、ありそう。
固有名詞としては今後あまり重要ではない。
「まさかエルヴィンから何も出ないとはな」
尋問しても何も吐かなかったらしい。
後登場したとき顔や体は綺麗だったので拷問はしていないよう。
さすがに兵団の長に拷問はしないらしい。
「ニック司祭からどこまで情報を得たのかについては」
エルヴィンおよび調査兵団がニック司祭から壁と巨人、そして王の秘密についてどこまで情報を得たか。
「仕方がない。あまり強引に突っ込めば、逆に知らなかったことを教えることになりかねなん」
エルヴィンへの尋問の過程で、エルヴィンや調査兵団が知らなかったことをうっかり教てしまう可能性がある。
だから慎重に進めたい。
「いや、知っているかいないかではない。知ろうとしたこと、それで十分だ。人類憲章に則って処理すればいい」
壁や王政について知ろうとすること自体が罪だと人類憲章に書いてあるらしい。
ただ、人類憲章はストーリー上特に重要ではない。
「これまでそうしてきたようにな」
恐らくエルヴィンの父親も人類憲章に則って”処理”された。
エレンとヒストリアをおさえた→本物をちゃんと拉致(後のシーンで分かる)。
調査兵団について手を打った→ケニー隊の派遣。
ニック暗殺の黒幕もレイス卿ということか?
個室に軟禁されていたよう。
顔も体も綺麗なので拷問はなかったと見ていい。
クーデターをたくらんでいる。
ナイル・ドーク。
憲兵団師団長。
エルヴィンとは訓練兵同期らしい。
初めて人を殺したので、ショックで吐いている。
「ミカサもこうなったの?」
ミカサは幼少期に強盗を殺している。
言った後はっとしたのは、ミカサのトラウマに触れてしまったから。
これは過去のシーン。
アルミンが敵を撃つも、囲まれて、なんとか仲間が救出。
しかし麻酔銃で昏睡させられたエレンとヒストリアは奪われる。
もちろんこちらは本物。
リヴァイ、アルミン、ミカサ、コニー、ジャンで野営。
これは現在だが、さっきアルミンが吐いていたシーンから時間が進んでいる。
アルミンは銃を構えたとき、間に合わないと思った。
しかし実際はアルミンの方が早かった。
アルミンは敵の背中を撃ったので表情は見えない。
しかし対峙していたジャンには、敵が撃つのを躊躇した顔が見えていた。
つまり、アルミンは仲間を殺すのをためらった”優しい”敵を殺したということになる。
また、ジャンは本来自分が背負うべき殺人という業を、自分の弱さからアルミンに背負わせたことになる。
殺したアルミンも、助かったジャンも徹底的に追い込む諫山先生の鬼畜ぶり……。
一方でリヴァイはリアリストとしてアルミンを追い込みつつ、この難局を乗り越えさせようとする。
ただ、リアルを突きつけすぎて部下を迷わせているのがリヴァイっぽい。
「何が本当に正しいかなんて俺は言ってない。そんなことは分からないからな。お前は本当に間違っていたのか?」
そもそも現状の戦闘は大義のためではなく、自衛のため。
憲兵団が襲ってくるから戦っているにすぎない。
また、「人に手を下すことが怖い」という自分を間違っていたとするジャンも「本当に間違っていたのか?」と疑う。
人を殺すことは怖いことだというのもリアルなので、ジャンのその気持ちはある意味正しい。
一方で、敵を殺さないと自分や仲間が殺されるというのも事実。
リヴァイはこれらの矛盾や葛藤を一元化せず、そのままに戦っている。
だから大義がなくても戦えるし、それがリヴァイの強みだろう。
同時にそこがトップとしての資質にやや欠けるところでもある。
だから団長はエルヴィンが最適。
リーブス商会会長。
Season1第6話で登場。
中央憲兵に命令されエレンとヒストリアを誘拐。
替え玉を本物と思い込んでさらったところが素人っぽい。
失敗すれば全財産没収、さらに命の保証はない。
成功すればそれなりの見返りはあったのだろう。
リヴァイはリーブス商会がトロスト区の住民に恩恵を与えていることを認め、彼らの商人としての矜持をくすぐり、調査兵団側への寝返りを要求。
中央。
「うるさいの」とはナイルのこと。
ハンジも中央にいたらしい。
エルヴィンには面会自由か。
「エレンは喰われる」
「9つの巨人」継承について、エレンはユミルとベルトルトがしていた会話を聞いていたのだろう。
本編にあったかどうかは不明(たぶんない)。
プロットを進めるために後から足した要素だろう。
リーブス商会がニック司祭を拷問し、殺した二人中央憲兵の二人を連れてきた。
下手に利口な教師→エルヴィンの父親。
空を飛ぼうとした馬鹿な夫婦→アルミンの両親。
田舎の牧場にいた売女→ヒストリアの母親。
壁の秘密や壁内人類、王について何かを察したり、外の世界を知ろうとした人間は中央憲兵が拷問の末殺してきた。
それは人類を混乱させないためであり、感謝されるべきというのがサネスの考え。
同時に、自分はその報いを受けて当然だという諦めもある。
だから吐かせるのが難しい。
そこで仲間の裏切りを演出し、心を折る作戦に出た。
サネスの口から、レイス家の秘密が明らかに。
レイス家こそが正当な王の家系。
その血を引いているヒストリアは王族ということになる。
現在の王については今後明かされる。
キャラクター引用サイト:https://shingeki.tv/season2/
©諫山創・講談社/「進撃の巨人」製作委員会
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