本記事は完全ネタバレ解説です。
全話通してのネタバレが掲載されています。
必ず全話視聴後にお読みください。
「9つの巨人」のひとつ、「車力の巨人」。
背中の樽の中にベルトルトがいる。
ジークの命令で「無垢の巨人」が攻撃を開始する。
目的は馬。
馬がいなければ調査兵団は帰還できない。
長期戦になれば食事の必要ない「無垢の巨人」に有利。
恐らくジーク、ライナー、ベルトルトらの補給物資は「車力の巨人」の背中にある。
なくなればまた取りに行けばいい。
調査兵団は補給が不可能なので持久戦には耐えられない。
→突撃しかない。
ディルク班、マレーネ班、クラウス班→馬を守る。
リヴァイ班(リヴァイ以外)、ハンジ班→対「鎧の巨人」。
各班新兵器の「雷槍」を使用。
リヴァイは単独でエルヴィン班につき、「獣の巨人」を仕留める。
おとり作戦
ジークたちの目的はエレン。
だから最初は誰がエレンか分からないように顔を隠していた。
しかしあえてエレンを巨人化させて目立たせ、一人だけ逃げるふりをさせる。
巨人化したライナーはそれを認識。
巨人化したエレンなら「無垢の巨人」たちをふりきって壁内に逃げることは可能。
また、エレンが逃げればジークたちは調査兵団と戦う理由がなくなる。
ライナーはわざわざ巨人化してから逃げるエレンを見て、陽動作戦だと推理する。
本気で逃げたいなら立体起動装置でウォール・マリア内に下りてからの方が効率がいい。
いくら巨人とはいえ壁を登るのは困難(ライナーがそうだったように)。
だからといってせっかく見つけたエレンをみすみす見逃すのももったいない。
ここで逃したらまた人間に戻り、どこかに隠れてしまうかもしれない。
また、万が一エレンがまた壁内に戻ってしまうと、さらに「始祖の巨人」の力を高めてしまうかもしれない。
一方で、馬を潰しておかないと本来の作戦も台無しになってしまう。
エレンを取るか、馬を取るか、ライナーはエルヴィンの掌で踊らされる。
エルヴィンは重要な機動力である馬を守るために、最重要事項であるエレンの安全を担保にし、ライナーを誘った。
仮にライナーが追ってきたら、
リヴァイ・ハンジ班(リヴァイ抜き)+巨人化エレンVS「鎧の巨人」
ライナーが追ってこなかったら
正面からリヴァイ・背後から巨人化エレンVS「獣の巨人」「無垢の巨人」
どっちにしても主要巨人に対し十分な戦力で臨める。
この追い詰められた戦況でこれだけの作戦を瞬時に立案できるエルヴィンはさすが!
アルミンはベルトルトの存在を危惧している。
「超大型巨人」なので壁の外からでも何かすることが可能。
なので壁から離れて鎧と戦うことを進言←これは作者のミスリード。
ベルトルトは樽の中にいてシガンシナ区のどこにでも瞬時に到達可能。
元中央憲兵なので巨人を見るのははじめて。
エルヴィンは表向きは人類のために命をなげうって戦っている。
それが壁内人類と調査兵団の彼への評価となっている。
また、自分も本心からそうしていると信じているが、実は父親と自分の仮説を立証するためのエゴであることは自覚している。
そのために無数の兵士を犠牲にしてきた。
エルヴィンはずっとそれを後悔してきた。
そして、いつかその罪を償いたいと考えていた。
一方で、ここへ来てもまだ世界の真相に近づくために地下室にたどり着きたいという欲求がある。
それが自分のエゴから来る欲求だということも承知。
硬質化能力を手に入れたので、拳をメリケンサックのようにして攻撃。
硬質化を一点集中することでより強度を高められるらしい。
調査兵団の新兵器。
威力はあるが、「鎧の巨人」にどこまで効くかは実戦で試してみないと分からない。
また、雷槍は威力が大きすぎるため撃った本人にも反動がある。
だから目標の近くに建物があるときがベスト(吹っ飛ばされても立体起動装置で態勢を立て直せる)。
ハンジの再攻撃命令にサシャとコニーは動揺する。
一応は苦楽を共にした同期なので、留めを刺すのはやはり躊躇してしまう。
ジャンはたぶん強がり。
キャラクター引用サイト:https://shingeki.tv/season2/
©諫山創・講談社/「進撃の巨人」製作委員会
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