TVアニメ「Levius レビウス」公式(@levius_tvanime)さん / Twitter
原作:中田春彌(集英社 ヤングジャンプ コミックス・ウルトラ)
総監督:瀬下寛之
監督:井手恵介
シリーズ構成:瀬古浩司
脚本:猪原健太、瀬古浩司
プロダクションデザイン:田中直哉、Ferdinando Patulli
キャラクターデザイン:森山佑樹
ディレクター・オブ・フォトグラフィー:片塰満則
CGスーパーバイザー:岩田健志
美術監督:畠山佑貴
色彩設計:野地弘納
音響監督:岩浪美和
音楽:菅野祐悟
アニメーション制作:ポリゴン・ピクチュアズ
製作:ポリゴン・ピクチュアズ
レビウス・クロムウェル:島﨑信長
ザックス・クロムウェル:諏訪部順一
ビル・ウェインバーグ:櫻井孝宏
ナタリア・ガーネット:佐倉綾音
マルコム・イーデン:大塚芳忠
ヒューゴ・ストラタス:小野大輔
謎の美少女:早見沙織
Dr.クラウン:宮野真守
体の一部を機械化した人間同士がボクシングで戦う架空の格闘技「機関拳闘」を題材にしたスチームパンク作品。
CGの造形や世界観、ネトフリ先行というあたりでなんか嫌な予感がしていたが、見事に外れてくれた。
まず良い意味で世界が狭く、必要な部分しか描いていないのですぐに入り込める。
機関拳闘も分かりやすく、ちゃんと解説も踏まえているので戸惑うことはなかった。
「攻殻機動隊」のような細部まで作り込まれた世界観が好きな人にはちょっと物足りないかもしれない。
また、本作は人物の掘り下げが秀逸で、ほぼ全員に対してちゃんと感情移入できる。
それぞれがそれぞれの立ち位置にいる理由が明確で、ストーリー上的確に描写されているのでぐんぐん引きこまれる。
登場人物も必要最低限しかいないので誰が誰だか分からなくなったり、こいつはなんでこんなことしてるんだっけ?と迷うこともなかった。
その分、若干スカスカした印象もあるが。
ストーリーはシンプルの一言。
主人公が機関拳闘で勝ち上がっていくというだけ。
もちろんその裏で色々と見えてくるものがあったり、大義が生まれてくるのだが、複雑さは皆無だし、本筋は変わらない。
終了後も回収されない伏線が残っているが、特にモヤモヤはしなかった。
個人的にはヒール役のヒューゴがA.J.戦で<ネタバレ>したのにはちょっと驚いた。
ラストバトルにもしっかりとサプライズが盛り込まれており、最後まで楽しめた。
ただ、エピローグが簡素すぎてちょっと不満。
その不満も次への期待にすぐに変わったが。
続編を強く希望するが、なんとなくない気がする。
作画で食わず嫌いすると損するアニメ。
自信を持ってオススメする。
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