
本記事は完全ネタバレ解説です。
全話通してのネタバレが掲載されています。
必ず全話視聴後にお読みください。

エレンと調査兵団幹部が今日ここを通って王都に召還される。
「マリア、ローゼ、シーナ、三つの女神を人の手で汚すなど断じて許されることではない」
実はここで壁の秘密をさらっとバラしている。
マリア、ローゼ、シーナは初代フリッツ王の娘であり、それぞれの壁は彼女たちにちなんでいる。
アニは憲兵団所属。
憲兵団はエレン護送の警護を任されているが、上官はめんどくさがり新兵に丸投げ。
駐屯兵団以上に堕落していることが窺える。
アニはマルロの「ただ普通の人間に戻す」という言葉に悲しげな表情を浮かべる。
ひとつは自分が「9つの巨人」継承者であり、もう普通の人間には戻れないこと。
もうひとつは、「始祖奪還作戦」で無数のエルディア人を殺戮しており、もう後戻りできないことを考えたのだろう。
アニは上官を撃ち殺そうとするマルロに「やれば」「付き合ってもいい」とたきつける。
アニはこの時点で、ストヘス区内で巨人化するつもりだったのかもしれない。
マルロが一悶着起こして、憲兵や調査兵団を集めてくれたらそれはそれで都合が良いと考えたのか?
「私はただ、そうやって流されるような弱いやつでも、人間と思われたいだけ」
巨人戦士となったことを後悔しているのだろう。
恐らく壁内に潜入してからそう思うようになった。
アニがアルミンを見て驚いたのは、今回はエレンと調査兵団幹部の護送のはずで、アルミンはここにいるはずがないから。
あと、アニはアルミンがちょっと好きなので、多分会えて嬉しい。
アルミンは荷運び人の格好をしてストヘス区に潜入。
目的はエレンを逃すこと。
調査兵団の一部が今回の措置に反抗したという体にしてエレンをかくまい、その間に(エレン脅威論者の)審議会勢力をひっくり返す材料を揃える。
……これらは嘘。
調査兵団はこの時点でアニが「女型の巨人」だと断定しており、既に捕獲作戦を実行している。
警戒心の強いアニはなかなか信用しない。
そこでアルミンは更なる説得に出る。
「このままじゃエレンは殺される」
壁外調査時にアルミンが「女型の巨人」に対し「死に急ぎ野郎の仇を取って」と言ったら、「女型の巨人」は驚いて動きを止めた。
つまりアニはエレンに死なれたら困る。
それを知っているのでアルミンは勝負に出た。
「アニがこの話に乗ってくれなかったら、アニは僕にとって悪い人になるね」
なぜアニはこの言葉で協力を決意したのか?
・悪魔と呼ばれたエルディア人に「悪い人」と呼ばれカチンときた。
・好意のあるアルミンに「悪い人」と呼ばれて少し悲しかった。
・エレンやマルロのようなエルディア人に触れて、気持ちが変わりつつあった。
アニがはめた指輪は巨人化に必要な自傷行為をするための道具。
アニがここでこの指輪をはめたということは、アルミンを心からは信用していないということ。
保険のために指輪をはめ、いつでも「女型の巨人」になれるよう準備しておく。
戦士としての抜かりなさと、女の子として好きな人を信じたいという心が揺れ動いている。
エレンはぶつぶつと独り言を言う。
ジャンが影武者になって王都に送還されていることなど。
実はこれらはエレンの保護も含めて全て嘘で、本当の作戦は「女型の巨人」の本体であるアニの拘束。
ミカサがエレンを嗜めたのは恐らくボロを出さないよう注意した。
マーレで高度な軍事教育を受けているアニには、やはり疑わしい点が散見される。
しかしアルミンの機転でなんとか納得させた(恐らく納得したふりだと思うが)。
アニが「納得したよ」と言った後、意味ありげに目を合わせるエレンとミカサ。
一度は納得したふりをしたアニだが、エレン達が地下道に入っていくと立ち止まって拒否。
ここで完全に怪しいと判断した。
なぜか?
地下で巨人化したら建物に埋もれてしばらく身動きが取れなくなるから。
17:43~瞳が放射状に輝きはじめている。
未来のエレンが「降りるな」と囁いているのかも。
19:10~放射状に輝く。
ここでアルミンがアニを追い詰めることで巨人化する。
また、ここでアニが巨人化しないと戦闘→硬質化の流れにならない。
これも未来のエレンが言わせている感じがする。
「アニ、なんでマルコの立体機動装置を持っていたの?」
第16話参照。
アニ「でも一ヶ月前にそう思っていたんなら、なんでその時に行動しなかったの」
泳がされていたことにイラついている。
アルミン「アニだってあの時僕を殺さなかったから、今こんなことになってるんじゃないか」
「女型の巨人」がアルミンの顔を確認して去っていったこと。
第17話参照。
アニが地下道に入れないのは巨人化できなくなるからではない。
そもそもアニは人間のままでもかなり強い。
恐らくエレンとアルミンは瞬殺できるだろう。
ミカサとは互角ぐらいか?
だから巨人化しなくても勝算はある。
それでも行きたくないのは彼らを好きになってしまったから戦いたくないということ。
アニの賭け=どうしようもなくなったとき、自傷して「女型の巨人」になる。
アニはそのために指輪をはめておいた。


