本記事は完全ネタバレ解説です。
ご注意ください。
パラディ島の刑務所か軍の懲罰施設に幽閉されていた。
ジークを慕っていたが、エルディアと内通していることを知り、裏切られたと絶望。
恐らく時間はマーレ急襲作戦直後。
サシャの家族。
ガビらを連れてきた少女はカヤ。
第27話でサシャに助けられた。
父親は過去にも登場。
サシャは飛行艇内でガビが射殺した。
お互いにまだそれを知らない。
サシャの父親は南方マーレの訛りだそうだが、本筋とは関係ない。
マーレ急襲作戦(キヨミは「マーレ遠征作戦」と)後の会談。
今回はザックレーが対応。
キヨミらは「地ならし」の力を確認しに来たらしい。
また、世界初の飛行艇も持参。
つまり、この時点で飛行艇は存在しないということ。
マーレ急襲やエルディア初の外交に一喜一憂する市民や記者に囲まれるハンジ。
そばかすにオールバックの兄ちゃんはリーブス商会代表、フレーゲル・リーブス。
彼によると、シガンシナ区から全住民強制退去命令が出されたらしい。
かわそうとするハンジにさらに詰め寄るのは新聞記者のピュレ(過去にも登場)。
ハンジはかつて情報をできるだけオープンにしようとしてきたようだが、ここへ来て隠し始めた。
その態度について記者や市民は失望しはじめている。
ハンジが入った部屋には新兵のホルガー、ビム、ルイーゼとフロックがいる。
フロックは古参でウォール・マリア奪還作戦でエルヴィンと共に特攻した際の生き残り。
こちら参照。
平服であることから任務としてここにいるのではないことが分かる。
彼らはエレンの情報を市民に流したらしい。
彼らは今後「イェーガー派」として暗躍するので覚えておきたい。
これが今のエルディアの国名?
あまり気にしなくていいかも。
元ネタは神聖ローマ帝国か。
彼らは「地ならし」の力を絶対視している。
そして、エレンを解放することでその力を抑止力とし、世界と渡り合うつもり。
ハンジは現調査兵団団長として極めて政治的な立場となっている。
先ほど民衆に寄り添えなかったのもそう。
ハンジはその立場を固持しようとし、フロックらを拘束するよう命令。
ただ、心中では思うところがあるようで、唐突に拷問官サネスを思い出す。
サネスは自分の理想のために人々を拷問し、痛めつけた。
そのサネスを自分達の理想のために拷問し、後に革命をなしたが、その後自分もサネスのような立場になってしまった。
実は彼女は第6話でミカサに助けられた少女。
そのときミカサに憧れて調査兵団に入団したらしい。
ルイーゼはミカサから「理不尽な暴力と戦って良い」というメッセージを受け取った。
ミカサは自分のしたことが思わぬかたちで芽吹き、自分の前に現れたことに困惑する。
かつて、がむしゃらに巨人と戦っていた頃とは何もかもが変わってしまった。
ミカサの脳裏に、幼少期、誘拐犯に監禁されたときの記憶がフラッシュバックする。
ルイーゼの純粋な気持ちが、押し込めようとしていたミカサ自身のエレンへの純粋な想いを呼び起こしたのか?
ミカサはあの監禁事件の後、エレンにマフラーを巻いてもらい、家族になった。
10ヶ月前、トロスト区鉄道開通祝いの祝賀会の時、イェレナの監視役がフロックになる。
フロックはイェレナを宿泊地まで送る。
その宿泊地から数十キロ当たりにエレンが住んでいる。
この祝賀会以降、エレンは単独行動を起こし、フロックは軍規違反で拘束中。
エルディアとしてはマーレ人のイェレナが何らかの工作を行っていると考えるのが自然。
現在はヒストリアが管理する孤児院兼牧場で生活している。
カヤはガビとファルコがマーレ人だと知っていた。
サシャ、カヤの故郷。
マーレが放った巨人によって壊滅。
簡単に言うと、ガビは「歴史」を語り、カヤは「個」を語っている。
だから話が噛み合わない。
ガビの中では今までエルディア人という「全体」しかなかったのが、今回カヤと話してエルディア人にも「個」があり、個々の事情があるらしいということを初めて知り、ショックで固まってしまう。
敵の能力を知るための交戦。
本格的な戦闘は本来行わない。
ラガコ村襲撃がそれにあたる。
その後の「ウォール・マリア奪還作戦」での戦闘はマーレからすると想定外か?
カヤの母親は完全な巻き込まれ事故にあったことになる。
カヤは、例え歴史上エルディア人が酷いことをしてきたとしても、自分や母親は関係ないという立場を取っていた。
だから、マーレの威力偵察に巻き込まれて母親が悲惨な死に方をしたと知っても、ファルコとガビを責めない。
論理一環した態度で高い知性を感じる。
ただこれは後へのフリだが。
サシャのこと。
カヤはガビがサシャを殺したことをまだ知らない。
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